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「アートと、社会と、デザインと、」 vol.1 時代を変えたデザイン-無印良品

9月7日(土) ​GALLERY CAPTION(岐阜市)にて、伊村靖子講師によるレクチャーシリーズ「アートと、社会と、デザインと、」が開催されます。第1回は「時代を変えたデザイン-無印良品」というテーマで行われます。

1980年12月“わけあって安い”のコンセプトのもと誕生した、無印良品。その背景には二度のオイルショックがあり、高度経済成長が終焉を迎えるとともに、消費への信頼がゆらぎつつありました。無印良品は、パッケージに「わけ」をコピーライティングする大胆な発想で、包装を簡略化し、生産の工程をさらすだけでなく、演出として展開。消費者自身の判断に委ねることにより、消費の過程に個性を復活させ、共感を呼びます。百貨店に店舗を構えながらアンチブランドを掲げる態度には、批評精神が読み取れます。
無印良品が時代を変えた理由について、「生活者のためのデザイン」、「反体制としてのデザイン」という切り口から考えます。
そこから、80年代西武・セゾングループのデザイン・文化戦略を読み解きます。--- 伊村靖子

無印良品白書プロジェクトチーム(著)『無印良品〔白書〕』(スミス、1986年)
上野千鶴子、中村達也、田村明、橋本寿朗、三浦雅士(著)『セゾンの発想』(リブロポート、1991年)
セゾングループ史編纂委員会(編)『セゾンの活動 年表・資料集』(リブロポート、1991年)