IAMAS + 十六銀行 産学連携記念セミナー「3Dプリンターで変わるものづくり」

2013年12月9日、岐阜市のじゅうろくプラザにて、本学と十六銀行との産学連携協定の締結を記念したセミナー「3Dプリンターで変わるものづくり」が開催されました。

本学吉田茂樹学長、そして十六銀行執行役員法人営業部長の坂井氏による開会の挨拶の後、全三部で構成されるセミナーの第一部、本学小林茂准教授による基調講演「3Dプリンターで変わるものづくり」が行われました。講演では、3Dプリンターをとりまく現時点の状況が様々な角度から紹介されました。ここで3Dプリンターは「あり得るかもしれない未来を想像し、創造するためのツール」であると位置づけられ、小林准教授は、試作品あるいは実用品の創作から3Dプリントサービスまで多くの実例を挙げながら、ものづくりの方法的スキームあるいは既存の産業の中で3Dプリンターを使うことによって生じる非常に豊かな可能性を語りました。

第二部では、産業現場における3Dプリンターの活用事例が紹介されました。まず、ビーサイズ(株)代表の八木啓太氏が、「ひとりメーカー」のあり方を従来の規模の大きいメーカーのあり方と比較しながら、その利点を紹介しました。次に(株)タナック代表取締役の棚橋一成氏が、3Dプリンターの使用により短時間で試作品を用意することが顧客とのやり取りをいかに円滑化し、早期の合意を作り出すことに寄与するかということを、その経験を元に語りました。

第三部では、小林准教授をファシリテーターに、八木氏、棚橋氏、さらに岐阜県情報技術研究所所長の稲葉昭夫氏、(株)十六銀行法人営業部課長代理の田代達生氏をパネリストに迎え、パネルディスカッションが行われました。内容は多岐にわたり、金型と3Dプリンターにおける品物の個数とコストの関係や、試作品を「見せる」ことによる利益などの3Dプリンターがもたらしたこれまでの成果から、武器や頭部などの出力による3Dプリンターの悪用の可能性についてどう対処すべきかということ、あるいは各分野のノウハウを生かすネットワーク作りの問題に至るまで、パネリストらはそれぞれの立場から意見しました。最後は、3Dプリンターをめぐる未来について、積層ピッチの向上や低コスト化、利用可能な素材の増加についてなどその技術的側面、そして他者や他分野との連携の側面から討議されました。

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