
情報科学芸術大学院大学「自己点検・評価報告書(2006年度版)」[PDF 1.5MB]
本学、情報科学芸術大学院大学(以下、「大学院大学」という。)は、1996年4月に開学した専修学校である岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(以下、「アカデミー」という。)のアートアンドメディア・ラボ科を前身とし、メディア表現研究科メディア表現専攻の一研究科一専攻の学部を持たない大学院大学として2001年4月に開学しました。本学とアカデミーの2つの学校を、その双方の英語表記の頭文字をとってIAMAS(イアマス)と総称しています。
本学は、一般の専修学校のレベルを超える高度な専門教育を行ってきたアカデミーの教育研究の経験と成果を土台とし、21 世紀の産業、文化および国際関係の向上に貢献し、情報社会の新しいあり方を創造的に開拓する「高度な表現者」たる資質を備えた専門的職業人の養成を目的とし、「科学技術と芸術の融合」による新しい文化を発信する教育研究機関として岐阜県が設置しました。
そして、アカデミーの開学当初から現在に至るまで、少数精鋭での専門的実践教育を採用し、最先端の情報技術を習得した情報社会の先導者となる人材を育成するユニークな教育機関として、国内外の先端メディア界をはじめ、各方面からその高い水準が評価されてきました。たとえば、学生や教員が情報科学やメディアアートに関する国際的な賞を数多く受賞し、2004年には、オーストリアのリンツで毎年開催される世界最大のメディアアートの祭典アルス・エレクトロニカに、ヨーロッパ以外の教育機関としては初めて招待され、大々的なキャンパス展示を行っています。また、地域に根ざした市民参加型イベント「岐阜おおがきビエンナーレ」の開催で好評を得るなど、本学の教育研究活動に対しては国内外から高い評価が得られ、その知名度も定着しています。一方、近年は、競合する学校の増加とその施設や設備への投資により大学間競争が激化し、少子化の進行による大学全入時代の到来、地方財政の悪化など、本学を取り巻く社会環境は、開学当初と比較して大きく変化しました。
このような背景を踏まえ、本学の教育研究活動をはじめ大学運営の全般について、全教職員が関与して現状を分析し課題を総点検するとともに、その課題を発展的に解決する今後の方策を検討する自己点検・評価を実施し、本書のとおり報告書をとりまとめました。
また、本報告書の作成と並行し、中・長期にわたる今後のIAMASのアクションプランとなる新IAMASビジョンの策定も進めてきました。本報告書においても、新IAMASビジョンで計画する主要な施策案を、今後の方針に反映させています。