スタジオの概要
スタジオ1 [ インタラクティブメディア ]
電子メディアのもつ双方向性は、リアルタイムでの情報交換を可能にしネットワーク環境の発展とあいまって、社会の構造を変容しつつあります。そうした状況の中で、インタラクティブメディアが抱える諸問題を技術的、社会的に解明、分析しながら、芸術および実用的側面からの研究と創造活動を行ないます。専門科目:「インタラクティブメディア表現実習」、「インタラクティブメディア分析」、「メディア芸術表現特論」
担当:関口敦仁、前林明次、鈴木宣也、赤羽亨、遠藤孝則
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スタジオ2 [ タイムベースドメディア ]
電子メディアは従来の時空間的な秩序を解体し、バーチャルな秩序を生み出しつつありますが、そのベースには人間を含む生物一般が生き てゆく、基本的にはリアルな経験世界が存在しています。そこでの時間軸に沿った構造や物語性は、私たちの世界把握の原型的な秩序であり、
それを踏まえつつ、新しい電子メディアに対応した多様な時間構造の研究とその構造に応じたメディア自体をも提案していきます。専門科目:「映像表現特論」、「音響構成特論」、「コンピュータグラフィックス造形特論」
担当:三輪眞弘、前田真二郎、斉藤正和
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スタジオ3 [ インターフェイス ]
スタジオ3では、国際的で多彩なバックグラウンドを持った教師陣によって、情報メディア、空間環境、プロダクトにわたる幅広い情
報デザインの基本と応用を学び、それに伴うリサーチや実践的なノウハウを身につけます。アイデアの創造からコンセプト開発、新たなインタ ラクションや有用性の創造、さらにプロトタイプ製作や、アーティスティックな先端的表現、プレゼンテーションのスキルなどを学びます。
専門科目:「リレーショナルデザイン特論」、「応用情報科学特論」、「デザインワークショップ」
担当:入江経一、Andreas Schneider、James Gibson
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スタジオ4 [ メディア美学 ]
身体をもっとも根源的でありもっとも冗舌なメディアとして捉え、そのありようについて理論的かつ実践的に考察していきます。身体の表現可能性について、身体と空間との関係について、身体の歴史的変遷についてなど、身体にまつわるあらゆる事象を、伝統と現代、地域と文化、アートとデザイン、医療と福祉などを切り口にして解析していきます。その研究成果を社会へと還元させるような道筋についても模索します。 専門科目:「身体と表現」「表現と空間」
担当:安藤泰彦、小林昌廣
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スタジオE [ 表現工学 ]
メディアの進化には技術が伴っています。その進化を見据えた表現のための新技術の提案や、使い方についての研究を行います。特に、情報技術や科学的理論に裏付けられた研究・開発を行う事が特徴です。他のスタジオとも横断的に関わり、より広い視点を身に付けることができます。また、成果の実用化や産業界との連携も重視しています。 専門科目:「応用システム工学特論」「応用情報科学特論」
担当:石田亨、小林孝浩、山田晃嗣
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各スタジオの関係
スタジオ1 及びスタジオ2では、インタラクティブなメディアや多様な時空間での表現研究を行い、既存の伝統にとらわれない
新鮮な発想を重視し、文化の新たなイメージを作り出すことが試みられます。テクノロジーとネットワークの新たな環境のなかで芸術の新しい可能性を見出し、従来の意味での「芸術」という枠を越えて、人間の表現行為のまったく新しい領域が探求されます。スタジオ3においては、情報空間やインターフェイスのデザイン、技術を通して人間と空間、環境、世界との新しい関係を探ります。 スタジオ4では、これらの制作的な試みの土台となる思想や着想の可能性を理論的に探求します。従来の哲学や思想の伝統を電子的情報環境という観点から再解釈し、メディアと文化表象をより敏感にとらえるための、新たな美学の構築を目指します。
これら5つのスタジオが代表する表現、デザイン及び思考という各側面が密接に結びつき、相互に刺激し合うことと通じて、メディア 表現の新たな可能性を探求します。
担当教員
研究科では、各学生はスタジオに所属し、その所属するスタジオの教員が担当教員となります。研究の主な指導のほか、IAMAS内で
の活動や生活の相談窓口として、1学生に1教員が担当となります。
修了までのながれ
修業年限
標準修業年限は2年。 スタジオへの配属
特定の学部卒業生を前提とせず多様な分野から学生が入学すること、教育研究内容が横断的、融合的であって学部教育の延長線上にないことから、本学では入学当初に各学生の研究領域を特定することを避け、1年次の4月(入学当初)段階では各スタジオへの仮配
属とする。本配属は、導入科目の受講および研究内容も踏まえて1年次6月頃に行う。 複数教員指導制の導入
境界領域を統合する高度なメディア表現研究においては、従来の専門領域を超え、複数の専門領域にわたる指導体制が望まれる。そのため、学生の選択したスタジオの主指導教員のほか、関連する他スタジオからも含め必要な副指導教員を配置する。 研究指導の方法と修士号授与までのスケジュール
1年次6月のスタジオ本配属を受けて、特別研究を中心に研究指導教員が修士制作・論文の作成指導を行う。 1年次末までに
は、研究テーマを設け、研究テーマに沿いこの1年間に活動した研究内容および習作等の発表を行う。 2年次になると修士論文・
作品の作成に着手し、個別的な研究指導も併せて行う。 この間、1年次前期から2年次前期にかけてプロジェクト科目の履修を並行
して行い、多領域のノウハウや経験を修得するとともに、プロジェクト全体の成果や進行状況に触れることによってプロジェクトの企画、運営、研究交流などの手法も学び、その成果をそれぞれの修士制作・論文の作成に反映する。7月の中間発表を経て、1月に修士論文を提出する。
修了要件
修了は、次の要件をすべて満たすものとする。1. 本学に2年以上在学すること。ただし、特に優れた業績をあげた者については、特例により1年以上在学すれば足りるものとする。
2. 前記履修方法に基づいて30単位以上を修得すること。
3. 必要な研究指導を受けたうえで提出された修士論文又は附属研究報告書を含む修士作品について、審査および最終試験に合格すること。
学位授与
本研究科の課程を修了した者に与える学位は、修士(メディア表現)とする。

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