観客の一人が圧力センサーを着用し椅子に座る。もう一人の観客は相手の肩を揉む。この二人のマッサージによって、揉む人と揉まれる人の二種類別々の画面に投影されたCG映像が、インタラクティブに変化してゆく。メディアを介したコミュニケーションにおける受動と能動の関係についてのインスタレーション。



現在の複雑で様々な相互関係が絡み合う新しいメディアの時代において、私たちはどのようにこれに接し行動していくべきなのだろうか。既に始まっている不特定多数の「相手」との対話が可能となる高速ネットワーク時代にむけての前準備として考えるべきことは何なのだろうか。
この作品を体験するには観客は受動と能動のどちらかのフォームを役割分担した上で「マッサージ」をする。肩を揉む圧力に合わせて、アクティブとパッシブに切り分けた映像を体験することで、メディアにおける情報の流動やメディアを介したコミュニケーションへの欲望などを感じることができるだろう。 あなたは揉まれる人と揉む人、受動と能動とどちらを一番に選ぶだろうか。






新津 亜土華
Adoka NIITSU

スタジオ科2年

1975年生まれ
女子美術大学芸術学部芸術学科卒業
マッハガールズ1号として活動
永福町ギャラリーARTSPACE CORE にて”マッハEXPO3.1”

「JAPANESE GIRL」銅賞
アート・オン・ザ・ネット
「Hotel New Grand Junction」
奨励賞/DNPアウォード
SIGGRAPH東京ロゴマーク採用
SIGGRAPH98 T-Shirt Contest 入賞