IAMAS(イアマス : 岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー、国際情報科学芸術大学院大学)は、2004年9月2日(木)から7日(火)までオーストリア、リンツ市で開催されるヨーロッパ最大のメディアアートの祭典「アルス・エレクトロニカ2004」 でキャンパス展示「IAMAS :Progressive Media Art Education from Japan」を開催することとなりました。

IAMAS のユニークなカリキュラム、プロジェクトの紹介、学生および教員の作品展示と上映の他、ワークショップ、レクチャー、サウンドパフォーマンス、ラジオ放送、カフェを開催いたします。


開催情報
会期 : 9月2日(木)16:00-
9月3日(金)~7日(火)10:00-19:00


会場 : リンツ美術工芸大学(Hauptplatz 8)
映画館 Moviemento(Dametzstrae 30)
クラブ Stadtwerkstatt(Kirchengasse 4)
中央広場(Hauptplatz)


共催 : Ars Electronica
リンツ美術工芸大学

協力 : ATR Media Information Science Laboratories / NiCT
オーストリア航空

展覧会
ディレクター :

クリスタ・ソムラー
横山正(学長)

作品選者 : 赤松正行
古堅真彦
前田真二郎
三輪眞弘
永原康史
小田英之
関口敦仁
アンドレアス・シュナイダー
鈴木宣也
吉岡洋


アルス・エレクトロニカ・フェスティバルとは
1979年から、オーストリア・リンツ市とオーストリア放送協会(ORF)の主催で開催されているヨーロッパ最大のメディアアート(コンピュータなどの電子メディアを使った芸術作品)の祭典です。毎年アートとメディアテクノロジーと現代社会が対峙するラジカルで今日的なテーマが掲げられ、最先端のテクノロジーを用いた作品の展示、電子音楽のライブやパフォーマンス、先鋭のアーティストや批評家、キュレータ、ジャーナリストによるカンファレンスなど、数多くのイベントが開催されます。

クラシック音楽の地として名高いリンツは、今では、フェスティバルの期間中、数万人の参加者を迎える世界的なメディアアートの発信地となりました。(昨年は3万人が参加)また、1996年には、メディアアートや先端的な情報技術を紹介する「アルス・エレクトロニカ・センター」がオープンし、地域社会と情報技術、そして多様なメディア表現とをつなぐ恒常的な接点となっています。このようなアルス・エレクトロニカの成功は、メディアアートによる新しい形での地域復興を果たした好例として注目されています。

今年、フェスティバルは25周年を迎え、これまでの四半世紀の歴史を総括しつつ、未来のメディアテクノロジーとアート、社会の新たなビジョンを探る「TIMESHIFT - The World in Twenty - Five years」をテーマに掲げ、例年以上の多彩な催しが行われています。

www.aec.at/timeshift


アルス・エレクトロニカ キャンパス展示とは
2001年からはじまったアルス・エレクトロニカ・フェスティバルのイベントの一つで、アートとテクノロジーの統合をはかるメディアアート教育をおこなっている学校の紹介を行うものです。1回目はウィーン応用芸術大学、翌年はドイツ・ケルンのケルンメディア大学、昨年はスイス・チューリッヒの芸術メディアデザイン大学が展示を行っています。

4回目の今年、IAMAS がこのイベントで紹介される学校として選ばれました。作品は、リンツ美術工芸大学の建物(3フロア)や市内映画館などで展示・上映され、期間中ワークショップ、レクチャー、サウンドパフォーマンスも行います。

www.aec.at/en/festival/programm/overview_campus_2004.asp