IAMAS

芸術特論A(情報×芸術)

音楽・映像・現代美術・メディアアートなどの表現を、実作者からの視点を交えながら理解を深めていく授業です。全15回を3つのパートに分け、それぞれを専門とする教員が担当します。「インスタレーション」では、幾つかのテーマを元に、自作にも触れながらインスタレーションについて考えます。「音楽・作曲」では、20世紀に生れたコンピュータ音楽、その中でもアルゴリズミック・コンポジションと呼ばれる作曲法を中心に、メディア社会における音楽の意義について考察します。「映像表現」では、映画史を主軸に、実験映画・アニメーション、ドキュメンタリーを俯瞰し、現代美術やメディアアートにおける映像表現を分析します。

講義形態

講義、ディスカッション
講義に関連した課題が出ます。

講義計画・項目

第1回(安藤1)鏡というメディア —鏡の機能について
第2回(安藤2)物語の空間 —観客の歩行と読む行為
第3回(安藤3)空間とイメージ —空間の表象と観客の視点
第4回(安藤4)記憶とイメージ —映像・写真を見ること
第5回(安藤5)テクノロジーと生命・生活 —社会的問題とアート
第6回(三輪1)テクノロジーと声 I:音波とアルゴリズム、コンピュータ音楽のふたつの領域
第7回(三輪2)テクノロジーと声 II:フォルマント兄弟の活動:メディア論
第8回(三輪3)またりさまをやってみる!
第9回(三輪4)逆シミュレーション音楽とは何か
第10回(三輪5)逆シミュレーション音楽の展開
第11回(前田1)映画の発明・映像と音響
第12回(前田2)実験映画・アニメーション、ビデオアート
第13回(前田3)画面の拡張とライブ表現
第14回(前田4)現代美術における写真表現
第15回(前田5)インターネットにおける映像表現

教科書・参考書等

講義中に指示または配布します。

到達目標

現代のメディア表現を理解する手掛かりとなる知識を全15回の講義を通して身につけます。授業では多数の作品を取り上げますが、それらが生まれた文化的・技術的な背景を意識しながら作品を鑑賞・分析できるようになることを目指します。今日の表現は突然現れたものではなく、多種多様な表現の上に成立しています。作品を構造的に読み解く能力を養い、メディア表現の研究・制作において必要不可欠な論理思考を高めることを目標とします。