IAMAS

デザイン特論A(情報×デザイン)

人々の関心や消費する対象がより物質から情報へと移り、所有することから必要な時に利用する権利を得ることへ、価値観の変化が現れてきています。その一方で情報を発信したり、アクセスするコストが下がり、扱う情報量はますます増え続けています。発する側の情報の質と受け取る側の情報を読み解く能力の齟齬によって、時に感情や行動が翻弄されています。
より合理性が重視される現代において、それ以外の多様な選択肢や可能性を探るため、教員ごとに「情報」と「デザイン」の間にある「技術」にまつわるトピックを取り上げます。過去から現在まで情報とデザインの関係がどの様に変化し、情報が技術とともにどう並走してきたかを個々に違う切り口で語り合い議論を深めていきます。

講義形態

講義およびディスカッション

講義計画・項目

1:イントロダクション(各講義概要)
2:グラフィックにおける技術の民主化
3:デジタル・ファブリケーション(技術導入・実例)
4:デジタル・ファブリケーション(カスタマイゼーション)
5:DTP以前以後(タイポグラフィー)
6:アイデアスケッチ(デザイン思考・サービスデザイン)
7:展示とデザインの関わり
8:展覧会とアーカイヴ・プロセス(再演、再制作、再展示)
9:アートとデザインの接地面
10:インタラクティブ・アート(海外の動向)
11:時代を変えたデザイン(ブランディング)
12:時代を変えたデザイン(プロダクト)
13:時代を変えたデザイン(コーポレート)
14:みんなが考える時代を変えたデザイン
15:まとめ

教科書・参考書等

必要に応じ配布します。

到達目標

技術の民主化によって定着し、技術が移行する段階に生まれるものや消えるものに注目し、考古学として、人類史の一つとして、社会背景とともに情報技術の変遷を捉え直します。ある時代、ある技術、関連する人物や事象を取り上げ、様々な事例を比較し俯瞰すること、思考を深め議論をすること、デザインによる功罪を各々で客観的に検証すること、好奇心や探究心、想像力を養うこと、建設的な議論ができることを到達目標としています。