IAMAS

綜合学C(メディア・環境・芸術)

第2次世界大戦以降、現在までのメディア表現を中心に、通史的に取り上げます。この科目は、3人の担当教員の専門が異なることを特色とし、メディア技術、メディア環境、現代芸術の関係性を横断的に考える視点を共有することがねらいとなります。講義を通じて、2年次の作品制作、論文執筆の準備として、自身のメディア表現研究のコンテクスト=歴史観を構築し、メディア表現に関する論理的な思考を実践する基盤を持って欲しいと考えています。

講義形態

講義、ディスカッション

講義計画・項目

講義は全15回。原則3人の担当教員が、毎回、特定のテーマについて専門の分野から講義します(以下は予定です。ディスカッション等、授業の進捗に応じて予定は変更されることがあります)。
第1回:ガイダンス
第2回:20世紀芸術史
第3回:ビデオ&アニメーション、メディア史
第4回:ディスカッション
第5回:1970年(大阪万博)、1985年(つくば博)──「中継」の思想と表現
第6回:1991〜95年:冷戦崩壊とメディアアートー公共圏の創造へ向けて
第7回:1991〜95年:インターネット、「電話網の中の見えないミュージアム」(1991)
第8回:1996〜2000年:インタラクティヴ・アート
第9回:1996〜2000年:IAMASに導入された技術の変遷
第10回:2001〜2005年:ソフトウェア・アート
第11回:2001〜2005年:過防備都市
第12回:2006〜2010年:スマートフォンによるメディア環境の変化
第13回:2006〜2010年:「GOODBYE PRIVACY – Welcome to the Brave New World!」(2007)
第14回:2011〜2018年:「海市2.0」(2010)と「都市ソラリス」(2013、ICC)
第15回:ディスカッション

到達目標

各年代におけるメディア技術の位置づけと機能の変遷、メディア環境における使用感や思想性を背景にした「同時性」、芸術における「公共圏とは何か」を考えます。歴史的な経緯を学ぶだけでなく、学生自身が直面する現在のメディア表現を批判的に捉え、自覚し、俯瞰することが求められます。