IAMAS

情報社会特論B(身体×社会)

「情報と社会」を表象文化論的に読みかえて「身体と都市」とします。もちろん、身体はヒトのからだのみを指す表象ではなく、都市は人の暮らし働く空間だけを意味するものではありません。都市を身体として読み解くことも可能ですし、同時に、身体を都市のように読み替えることもできます。それらはかろうじて「と」によってつながっている脆弱な、しかし継続的な関係項として成り立っているのです。しかも、わたしたちはそのいずれをも欠いて存在することはできません。そこで、現代において身体が、都市がいかなる様相を呈しているかについて、過去のすぐれた事例を紹介しつつ外挿することを試みます。身体と都市が、ときとして同じ顔を見せ、ときとして相容れない対立を喚起するそのダイナミズムを教室で体験することをねらいとします。

講義形態

3名の担当教員によるソロ講義および対話形式による授業

講義計画・項目

  • ベンヤミンの都市論
  • ベンヤミンの写真論
  • ベケットの演劇論
  • ベケットの都市論
  • バルトの写真論
  • バルトのメディア論
  • フーコーの狂気論
  • フーコーの監獄論

教科書・参考書等

授業中に紹介します。

到達目標

三人の教員が自らの専門/非専門を問わずに各々が調べ、展開したさまざまなプレゼンテーションを、自らの研究や制作へと架橋するためには、そこへ近づくための各自の「努力」が必要になります。「自分の研究」という狭い世界に閉塞している限り、この講義の本質には永遠に触れることはできません。そこで必要とされるその「努力」の内容と方法がいかなるものであるかを探索し発見することこそが、本講義の到達目標となるのでしょう。感動、同意、違和感、反発、茫然…、これらが本講義における正常で健康な反応のことばとなるはずです。