情報科学芸術大学院大学｜スタジオ 1
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展示形態：インスタレーション


自分のことを自分はどこまで知ることができるのだろうか。

私は未知なる自分に興味を抱き、その自分になりたがっていたりする。私の中に存在する不規則で興奮したマグマの塊は、言葉という記号を纏うことなく脳と身体を刺激し続けている。
その無秩序な興奮のエネルギーを「像」として心のなかに想いえがき、イマジネールを成立させ、私は「私」を発見する。

signscapeは衣服や化粧などの身体にまとわりつく記号を身体の内側に存在するエネルギーによって破壊し、意味が複雑に絡み合ったこの世界から「私」を脱出させる。
そこに現れた「私」は私にとってどこまでも純粋で、そして静かに、力強く存在することだろう。