04__MEMBERS

伊藤晶子


国際情報科学芸術アカデミー|DIT コース
shoko04@iamas.ac.jp


memorandum



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展示形態:座って、もしくは立って鑑賞してもらう。手に取ってもらう形態になると思う。


「時が解決してくれる」という言葉があります。時の流れは優しくそして偉大です。たとえ深く傷ついたとしても、それをゆっくりと癒してくれるでしょう。
しかし本当は、その時の流れの中で出会った人達との小さな思い出の積み重ねがそうしてくれるのではないか、と私は考えました。そう気がついたとき、些細な出来事でさえも覚えておきたいと願うようになりました。大きな悲しみも小さな喜びも同じように今の自分を形成する必要な出来事だったのです。
ある一人の死によって意識し始めた一日一日。物や景色と自らの記憶のリンク。出会った人々と数々の言葉たち。亡くなってしまった人への弔い。
7×7、49日。

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