長島勇太
国際情報科学芸術アカデミー|DSP コース
yutanagashima@hotmail.com
A chronicle of the garden
展示形態:インスタレーション
現代に生きているわたしたちは、自分の行動が見えない「何か」によって操られているのではないか、と感じることがあるのではないでしょうか。そこで、もし仮に自分が人形のように「何か」に操られていると考えるのであれば、それは同時に、自分以外のすべてのものも、やはりその「何か」によって操作され、無意識的に、自動的に、振るまっていると考える方が自然かもしれません。そして自分を含むそれらすべての自動的な振るまいや複雑な運動の連鎖が積もりに積もって、時代や歴史と呼ばれる物語を強制的につくり出しているではないでしょうか。過去から現在へ至るまでに存在した膨大な数の「わたしたち」は、その巨大な「何か」の手から一瞬でも逃れることはできないのです。