[IAMAS2008コラム]として次にご紹介するのは仕事の裏側です。
IAMAS2008の様々な仕事は、出展者をはじめ在校生が分担して進めています。今回はその中からイベント班の坂本茉里子さんが、イベントページでは紹介しきれなかったトークセッションについてコメントしてくれました。
（写真：IAMAS2008ミーティングの様子）

［坂本さんのコメント］
イベント係は、ゲストをご招待してのトークイベントや、来場者やIAMAS関係者の親交を深めるためのウェルカムパーティの企画をしています。今年もトークイベントには素敵な４人のゲストに来て頂けることになりました！早速ご紹介したいと思います。

西村佳哲さんはデザインオフィス「リビングワールド」のプランニング・ディレクターとして主に、つくる・書く・教える、の三種類の仕事を手がけていらっしゃいます。「センソリウム」「サウンドバム」大阪・関電ビルの頂部照明「リブリット」、神戸空港の「アースクロック」などの企画制作、著書の『自分の仕事をつくる』は今２冊目を執筆中とのことで楽しみです。昨年度は、IAMASの非常勤講師としてワークショップに来て頂き、私たちは西村さんの話を聞いているのにも関わらず、なぜか自分自身のことについて深く考えさせられたという経験がありました。今回もトークセッション参加者の皆様にすてきな手土産を残していってくれることでしょう。

内田まほろさんはキュレーターとして日本科学未来館のアート＆デザインのプロジェクトをはじめ、テクノロジーやアート、デザインの融合する国内外の場所で、展示会やその記録を残していくお仕事をされています。現場では、姉御肌でいつもたくさんの人とお話されていらっしゃるとのこと。内田さんには、展示会を開催する醍醐味をお話いただくとともに、ぜひIAMAS2008の批評を頂きたいところです。

そして最後は、IAMASの卒業生でもある石橋素さんと真鍋大度さん。現在、株式会社DGNを設立し、インタラクティブな装置を制作する傍ら、展覧会での作品発表や、企業とのコラボレート、子供たちに向けたワークショップにいたるまで、さまざまな領域で活躍されています。最近では『Web Designing』に「BEYOND THE BROWSER」を連載、IAMASでも研究されているような技術や専門的な知識も分かりやすく紹介しています。IAMASでの思い出話、また今後のご活動についてもじっくりお聞きしたいと思っています。

今回私たちは、トークイベントの企画を立てるにあたり、どのようなゲストをお呼びし、どのように来場者や地元の方にIAMASの今を紹介していくのか、話し合いを重ねてきました。私たちは、来場者の方やゲストの方に、私たちの活動をご覧いただき、IAMAS2008の出展者たちと自由に話をして頂くことで、トークセッションがより幅広い対話と交流の場になることを期待しています。
今後もイベント係相方のエミリー、卒業制作展のスタッフと共にいいものを作り上げていこうと思っていますので、この機会にぜひIAMAS2008にお越し下さい！

IAMAS2008 イベント班
坂本茉里子

坂本さん、ありがとうございました！