修了研究発表会 プロジェクト研究発表会

IAMAS 2013

Information

開催概要

IAMAS 2013
Graduation and Project Research Exhibition
情報科学芸術大学院大学
第11期生修了研究発表会・プロジェクト研究発表会

チラシPDFダウンロード(3MB)
会期:2013年2月21日(木)〜 24日(日)
会場:ソフトピアジャパン・センタービル
時間:10:00–18:00(初日のみ13:00から)
主催:情報科学芸術大学院大学[IAMAS]

Introduction

ごあいさつ

このたび、情報科学芸術大学院大学(IAMAS イアマス)は「IAMAS 2013」と題して、第11期生による修了研究発表会および2012年度のプロジェクト研究発表会を開催します。
本学にはデザインやアート、情報科学を中心に、それに留まらない多彩なバックグラウンドを持つ人材が参集しています。この環境の中で学生は日夜議論を交わし、互いに刺激し、協力し合いながら個々の専門性を活かした研究を行ってきました。2年間という短い期間の中で、さまざまな表現や先端技術について学び、学生が互いに刺激し合うことで生み出された発想と、その集大成として制作した研究作品の数々を発表します。
また今回から、プロジェクトの研究発表会を同時に開催します。IAMASでは複数のプロジェクトが「デザイン(F)、アート(A)、コミュニティ(I)」の3つの領域のいずれかに属し、メディア表現の社会的・文化的な実践として作品制作や研究を進めています。「IAMAS 2013」は学生の修了研究発表に併せて、これらの多領域に渡る本学の研究活動を同時にご覧頂ける最初の展覧会です。
2012年度より、IAMASは大学院に一本化し、新体制としてスタートを切りました。
新生IAMASによる「IAMAS 2013」にどうぞご期待ください。

IAMAS 2013 実行委員長 岩島伊織

Events

タイムテーブル

日付

時間

内容

2月21日[木]

13:00

オープニングセレモニー (3Fソピアホール)

14:00-16:30 プロジェクト研究発表会
各プロジェクトの成果をプレゼンテーション形式で発表します

2月22日[金]

10:00-15:00

『BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW』上映

前田真二郎准教授が企画したオムニバス・ムービー(本編50分)
14:00- プロジェクト研究説明会
各プロジェクトの成果をツアー形式で説明します
16:00-17:30 〈Talk2〉文化としての産業、起業する、 ということ
真鍋大度+千葉秀憲[ライゾマティクス]×永嶋敏之[METAPHOR]×菅野 薫[電通]
司会:城 一裕[IAMAS講師]

2月23日[土]

10:00-12:00

1年生によるイアマス小学生ワークショップ

「わくわく! エイリアン☆ミュージック♪」
「からだスイッチで遊ぼう!」
10:00-12:00 『BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW』上映
14:00-15:00 修士/プロジェクト作品上演
パフォーマンス作品の上演を行います(1Fセミナーホール)
15:30-17:00 〈Talk1〉これからの科学と芸術
池上高志[東京大学大学院教授]×明和電機×三輪眞弘[IAMAS教授]
18:00-20:00 ウェルカムパーティー (12Fレセプションルーム)
来場者の皆さまと学生・教職員との親睦を深めるためのパーティーです
お気軽にご参加ください(有料:2,500円)
詳しくは1F受付までお声掛けください

2月24日[日]

10:00-12:00

1年生によるイアマス小学生ワークショップ

「コール&レスポンス〜「伝える」手段を考えよう〜」
「もじデコ」
10:00-12:00 『BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW』上映
12:30-14:00 〈Talk3〉フォルマント兄弟の「和音平均化旋律・運指法」計画!
制約プログラミングのエキスパート、山崎雅史氏を迎えて
フォルマント兄弟(三輪眞弘・佐近田展康)
×山崎雅史[NTTデータセキスイシステムズ]
15:30-16:30 IAMASONIC 2013
IAMASの学生によるサウンドパフォーマンス(1Fセミナーホール)
17:00-17:30 「やくしまるえつこ賞」授賞式
やくしまるえつこ氏が学生作品の中から優秀作品を選出します
(※本人は来場しません)
18:00- クロージングセレモニー (3Fソピアホール)

トークイベント

〈Talk1〉これからの科学と芸術

(機械)技術から、(生命)科学から、(音楽の)歴史から、それぞれ異なった視座より芸術を見るお三方に、現代世界におけるアートの意味を探る鼎談をしていただきます。(会場:1Fセミナーホール)
池上高志
1961年長野県生まれ。小中高と名古屋で過ごし、1984年東京大学理学部物理学科卒業。1989年同学大学院理学系研究科博士課程修了。
現在は東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻 広域システム科学系教授として教鞭を執る傍ら、複雑系科学研究者として、アートとサイエンスの領域を繋ぐ活動も精力的に行う。音楽家、渋谷慶一郎とのプロジェクト「第三項音楽」や、写真家、新津保建秀とのプロジェクト「MTM」など、その活動は多岐にわたる。
著書:『生命のサンドウィッチ理論』(講談社、2012)、『動きが生命をつくる―生命と意識への構成論的アプローチ』(青土社2007)、共著:『複雑系の進化的シナリオ』(朝倉書店、1998)『ゲーム―駆け引きの世界(東京大学公開講座)』(東京大学出版会、1999)、共訳書:Andy Clark著『現れる存在』(NTT出版、2012)など。
明和電機
1993年にアートユニット「明和電機」を結成。ユニット名は彼らの父親が過去に経営していた会社名からとったもの。
青い作業服を着用し作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼ぶなど、日本の高度経済成長を支えた中小企業のスタイルで活動。魚をモチーフにしたナンセンスマシーン「魚器」シリーズ、オリジナル楽器「ツクバ」シリーズを制作し、その製品のすばらしさをアピールしている。プロモーション展開は既成の芸術の枠にとらわれることなく多岐にわたり、展覧会やライブパフォーマンスはもちろんのこと、CDやビデオの制作、本の執筆、作品をおもちゃや電気製品に落とし込んでの大量流通など、たえず新しい方法論を模索している。
現在、電子楽器オモチャ「オタマトーン」が大好評発売中。
三輪眞弘
1958年生まれ。国立ベルリン芸術大学、国立ロベルト・シューマン音楽大学で作曲を学ぶ。現在、情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授。コンピュータを用いたアルゴリズミック・コンポジションと呼ばれる手法で数多くの作品を発表。オペラ「新しい時代」、オーケストラのための「村松ギヤ・エンジンによるボレロ」、近著「三輪眞弘音楽藝術 全思考一九九八ー二〇一〇」や、CD「村松ギヤ(春の祭典)」などの出版、「フォルマント兄弟」としての講演やイベントなど、活動は多岐にわたる。

〈Talk2〉文化としての産業、起業する、ということ

IAMASの附置研究機関である産業文化研究センター[RCIC]の主催するこのトークでは、自ら起業しメディア技術を活用した新しい形での産業と文化の融合を探っているIAMAS卒業生と、ゲストを招き、IAMASのさまざまな研究活動を地域や社会へとつなぐ、その連携の糸口を探ります。(会場:1Fセミナーホール)
真鍋大度
1976年生まれ。東京理科大学理学部数学科、国際情報科学芸術アカデミー (IAMAS) DSPコース卒業。4nchor5 la6を石橋素と共同主宰。株式会社Rhizomatiks取締役。ジャンルやフィールドを問わず、プログラミングを駆使して様々なプロジェクトに参加。
千葉秀憲
テクニカルディレクター/ウェブプログラマ。東京理科大学卒業後、SE、フリーのウェブプログラマを経て、現在は広告案件を中心にテクニカルディレクターとして活躍。主な仕事にGEROCK、ジョジョ展など。ライゾマティクス取締役。
永嶋敏之
2007年活動開始。ディレクター、デザイナー、プログラマーからなる、デザインエンジニア・チーム。
Web制作を中心に、モバイル、インターフェイス、映像、グラフィック、インスタレーション等の制作を行う。
D&AD、One Show、カンヌ国際広告祭、ロンドン国際広告賞、東京インタラクティブ・アワードなど国内外の広告賞を多数受賞。
菅野薫
1977年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。2002年電通入社。
自然言語処理やデータ解析の研究開発業務や、国内および海外の商品サービス開発、
広告キャンペーン企画などのクライアント業務に従事。
主な仕事はMIT media labとの共同研究プロジェクト「Japanese Open Mind Common Sense」。
本田技研工業インターナビ「CONNECTING LIFELINES」「dots by internavi」、
TOKYO FM「CAR RADIO-PERSONALITY」など。
城 一裕
情報科学芸術大学院大学[IAMAS]講師
1977年福島生まれ。日本アイ・ビー・エムソフトウェア開発研究所、東京大学先端科学技術研究センター、英国ニューカッスル大学 CultureLab、東京藝術大学芸術情報センターを経て、現職。主なプロジェクトには、参加型の音楽の実践である「The SINE WAVEORCHESTRA」、生成音楽の古典的な名作を再演する「生成音楽ワークショップ」、21世紀における複製技術時代の芸術を再考する「cutting record」、徹底的に開かれた場を目指すスペース「403 Forbidden」などがある。

〈Talk3〉フォルマント兄弟の「和音平均化旋律・運指法」計画!

「MIDIアコーディオンによる合成音声の発話及び歌唱の研究」(新しい時空間における表現研究)プロジェクトでは今年度7月に行われた「兄弟式日本語ボタン音素変換標準規格」公式説明会に続き、独自に開発した「和音平均化アルゴリズム」による微分音程旋律の運指をコンピュータによって探索する「和音平均化旋律・運指法」計画を制約プログラミングの産業応用で日本トップレベルの実績を持つNTTデータセキスイシステムズの山崎雅史氏をゲストに迎えて発表します!(会場:1Fセミナーホール)
フォルマント兄弟 | Formant Brothers
三輪眞弘(兄)と佐近田展康(弟)という父親違いの異母兄弟によって2000年に結成された、作曲・思索のユニット。テクノロジーと芸術の今日的問題を《声》を機軸にしながら哲学的、美学的、音楽的、技術的に探究し、21世紀の《歌》を機械に歌わせることを目指す。
山崎雅史
元々は哲学専攻で現象学を学んでいましたが、言語・心理・論理などが複雑に絡み合う人工知能に興味を持ちIT業界へ。最初の会社では文字認識関連の知識処理を手掛け、1992年にNDiSの前身の一つであるアイザックに入社して以来、ずっと制約プログラミングを開発。 学会の研究会などでの制約プログラミングの紹介や、PSLXという生産計画のためのxml仕様策定など多岐にわたり活躍。

「やくしまるえつこ賞」授賞式

ゲスト審査員として、多様な音楽活動・先端的技術を含む様々な形で活躍するアーティストのやくしまるえつこ氏を迎えて、修了作品24点の中から修了研究発表会の総評と入賞作品4点の講評、そして最優秀賞「やくしまるえつこ賞」の授賞式を行います(※本人の来場はありません)。
やくしまるえつこ
「相対性理論」「やくしまるえつこ と d.v.d」など数多くのプロジェクトを手がける他、ドローイングやペインティング作品の評価も高く、楽曲提供、朗読、ナレーション、CM音楽、と様々なフィールドで多岐に渡る活動を行う。
数々の大ヒット曲を生み出す一方、坂本龍一、アート・リンゼイ、マシュー・ハーバートらとの共演や、生体データから人工衛星を用いた作品まで、前代未聞の試みを次々に発表。縦横無尽な活躍は音楽の枠組みを更新し続け、大反響を呼んでいる。
近年の活動には、ももいろクローバーZへの提供曲『Z女戦争』、NHKみんなのうた『ヤミヤミ』、SPUR.JPでのファッション連載「きょうの三面鏡」など。4月10日には最新アルバム『RADIO ONSEN EUTOPIA』を発売。

やくしまるえつこオフィシャルサイト
http://yakushimaruetsuko.com/
みらいレコーズ
http://mirairecords.com/
SPUR.JP やくしまるえつこ「きょうの三面鏡」
http://hpplus.jp/spur/special/yakushimaru_index/

ワークショップ

イアマス小学生ワークショップ2013

日時:2月23日[土] 10:00−12:00

「わくわく!エイリアン☆ミュージック♪」ワークショップ
おもちゃを改造して、音のなる不思議な「エイリアンおもちゃ」を作ります!
どんな音がなるかはお楽しみ☆ みんなで発表会をしましょう♪

「からだスイッチで遊ぼう!」ワークショップ
からだにスイッチをつけて、いろいろな遊びを考えよう☆
日時:2月24日[日] 10:00-12:00

「コール&レスポンス〜「伝える」手段を考えよう〜」ワークショップ
「この人になにか言いたい。」「だけど、みんなに知られたくない。」
例えばそんな時どうしたらいいんだろ? 身の回りにあるものを使ってそれを解決してみよう。

「もじデコ」ワークショップ
折り紙やシール、ボタンなど、いろいろな素材で君だけの文字をつくろう!
つくった文字を組み合わせると、どんなことばができるかな?
対象:小学生5, 6年生(父兄同伴可)
定員:各ワークショップ10名先着順
※「からだスイッチで遊ぼう」ワークショップのみ6名

実施場所:ソフトピアジャパンセンタービル1階ホール
集合場所:ソフトピアジャパンセンタービル1階 信長像前10時
参加費:無料

問い合わせ:IAMAS(情報科学芸術大学院大学)小学生ワークショップ担当 炭竃(すみがま)
申し込み:下記のいずれかの方法で、参加希望とお伝え下さい。
tel. 0584-75-6641 fax. 0584-75-6637 E-mail. ws@iamas.jp

Access


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ソフトピアジャパン・センタービル
〒503-8569 大垣市加賀野4丁目1番地7
電車:JR東海道本線「大垣駅」下車
バス:「大垣駅」南口3番(ソフトピアジャパン方面)乗場より10分
ソフトピア線・羽島線(バス停「ソフトピアジャパン」で下車できます)
タクシー:大垣駅南口から8分

Contact

IAMAS2013へのお問い合せはこちらまでご連絡ください。
event@iamas.ac.jp
IAMAS 情報科学芸術大学院大学
〒503-0014 岐阜県大垣市領家町3丁目95番地
TEL 0584-75-6600 FAX 0584-75-6637
URL http://www.iamas.ac.jp/
EMAIL info@iamas.ac.jp(総合)