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[12/1] IAMASイノベーション工房 第1回:デジタル製造業

不安定で、不確実で、複雑で、曖昧だといわれる21世紀においては様々な変化が起きています。当然ながら製造業もその例外ではなく、電気自動車や自動運転へのシフトが予想される10年後、20年後には、設計から製造、流通までの広範囲に渡る、かなり変化が起きるでしょう。絶えず変化し続ける世界においては、既存事業の継続的な改善とイノベーションの両輪が必要です。イノベーションとは、新しい製品やサービスを市場に投入して新たな顧客を創出し、経済活動を活性化することです。イノベーションは過去のデータからの予測が困難で成功確率も低いとされていますが、成功確率を上げる方法はいくつかあります。そのひとつが、どんな変化が起きているのかを知り、体験し、それらを積み上げて自らの経験にすることです。

1996年に開学した本学は、アートやデザイン、工学など多様な分野から様々なスキルや視点、経験を持つ教員と学生が集まり、IoTをはじめとする最先端のテクノロジーの可能性と課題を表現することにプロジェクトベースで取り組んできました。その活動により、国内外で最先端の活動に取り組む組織や個人とのネットワークが醸成されました。今年度後半に実験的に開催するこのシリーズにおいては、本学がコアとなってそうしたネットワークから人々を招き、サロンとワークショップを開催します。サロンでは、最先端の活動を行っている人々のレクチャーを聴き、知識を深め、議論する場を提供します。ワークショップでは、自分の手を動かして新たなテクノロジーを体験するきっかけを提供します。

記念すべき第1回は、デジタル製造業の要となるツールを多数擁するオートデスク株式会社から2名の専門家を招いて開催します。サロンでは、世界のものづくりでどのような「破壊的」変化が起きていて、その変化を迎え撃つためのツールとして何が有効なのかを2つの講演を通じて紹介します。ワークショップでは、3D CAD/CAM/CAEという、製品開発に必要な全てのプロセスをクラウド上のプラットフォームで繋ぐことができる統合ツール「Fusion 360」を体験します。Fusion 360を活用し、製品開発に関わる人々の間で設計情報を共有し、レビューし、バージョンを管理することを通じて、デジタル製造業への一歩を踏み出すことができます。

画像提供:オートデスク株式会社