映像→コンピュータ→ピアノ

8月5日(日)16:00-16:20  新校舎1階ギャラリー
HD規格で制作されたアニメーションを使ってそれぞれのメンバーが、独自のアルゴリズムによる自動ピアノのための作品を発表しました。
出演:永野哲久、西郷憲一郎、坂口倫崇、大慈弥恵麻

■作品解説
Pentatonic for the Disklavier
永野哲久/2007
三輪さんがアルスエレクトロニカのゴールデン・ニカの受賞祝いに,星形の入れ墨を入れた夢を見た。
そこで,五芒星ネットワークを基本としたアルゴリズムを作成しました。
5という数字は.対象である映像作品,MISTのルールとも相性がいい。
ピアノは五芒星の夢を見るのか。

Score for “Mist”
西郷憲一郎/2007
MIDI ピアノを出力として演奏されるこの作品は、山本信幸氏の制作した「Mist」というHD映像作品のためのサウンドとして作曲した。映像からコンピュータに時間軸の情報を送り、その情報からリアルタイムで音符を生成し、それをピアノが演奏する。実際に作曲家が音符を並べるのではなく、コンピュータが音符を並べる際の規則をプログラムするというある意味遠回りする作曲方法によって、作品の中心から少し距離を置いたボンヤリとした構造が浮かび上がる。
3部形式。

no title
坂口倫崇/2007
音と音との「間」を聴くためのピアノ作品。