teo

[teo]要約  - 福島諭 -
 「 t e o 」は「02」という数字を最小単位に持つ数字をその内部構造に持っている。この最小単位から独自の循環的な変換を持つマップを作り、「 t e o 」の内部構造がもつパラメーターにこのマップの数値を振り分けこの循環的な性質を取り込もうと試みた。
 変換、再解釈を繰り返せば元々の素材から遠くなってゆくが、しかしその連続性を否定する事は決してできない。「 t e o 」では弾かれるピアノの音をリアルタイムにパソコン内に取り込んでゆき、内部の構造に取り込んでゆく。内部の構造の一部は循環的であるので、ピアノの弾かれ方、弾かれるタイミングによって最終的に提示される楽曲の結果は変化する。曲の最後に奏でられる単旋律は、ピアノ演奏とそれを取り込み変換し続ける構造から得られた音を元に作られ、これは「 t e o 」の試みの1つの結果として象徴的におかれることになる。

使用機材 / ピアノ・PowerBook G4 ・Max/msp・オーディオインターフェイス ・ミキサー ・スピーカー (2つ)





teo
composition : Satoshi fukushima
Live at IAMAS 30 January 2003
"BUTAGEI Final"