研究概要: 本プロジェクトでは、情報技術を活用した新しい電子玩具についての制作・研究を行い、同時にそのデザインプロセスを通じて、独自のプロトタイピングメソッドを探求し、確立することを目指す。 近年、情報デザインの必要性は社会的にも広く理解され、定着してきている。IAMAS学内でも、情報デザインに関する教育プログラムが運用され、確実に成果をあげている。しかし、コンピュータの画面内にとどまらないインタラクションのデザインに関しては、ハードウェアまで含んだ教育プログラムになるため、確立が難しいというのが実情である。特に、電子回路を組み込んだワーキング・プロトタイプ制作は、ハードウェアやソフトウェアに関して十分なスキルを持たない場合、実装に時間がかかりすぎるという問題がある。このプロジェクトでは、この問題を解決するために、独自のツールキットを開発・導入し、実装までの時間を大幅に短縮させることを目指している。この結果として得られる新しいプロトタイピングメソッドは世界的にもユニークなもので、デザインのみならずアート、工学系の研究など、幅広い分野への応用が期待できるものである。 当然のことながら、このメソッドによって、開発される電子玩具のクオリティを上げることも意図している。