2006年度〜2008年度
高精細画像方式、いわゆるHD方式による視聴環境での映像表現の創造的研究である。2011年にテレビのアナログ放送がデジタル放送に移行するにあたり、HD方式に対応した多数の映像機器、新型ゲーム機など、急速に高精細な映像視聴環境の普及が予想される。この技術革新は、画質が鮮明に美しくなるといった変化だけでなく、新たな表現形式や視聴形態を生み出す可能性を含んでいると思われる。このプロジェクトは、従来方式との差異に着目しながら、HD方式によって切り開かれる新たな映像表現を見つけることを目標とする。
■プロジェクトのサイト
2003年度〜2005年度
現代の情報化社会において、人々は外部から得たさまざまな情報を自己の身体感覚に基づく主観的な直感や判断と和解させることがますます困難な状況に置かれている。私たちの身体がこの世界にどのように位置づけられ、さらにどのような価値あるものとして捉え得るのか、この問題を情報の最終的な到達地点、そして同時に情報を生み出すそもそもの発信源でもある私たちの“からだ”という神秘に満ちた小宇宙を中心に据えてメディア社会に於ける新しい表現形式を模索した。
「アルゴリズムとからだ展 & Intercollege Computer Music Concert 2005」
2000年度〜2002年度
現代のパフォーミングアートは、新しいメディアによって情報と体験というふたつの要素を巡って、二極化していくと考えられる。音楽や映像情報をネットワークを通じて享受する方向、もう一つはその場所に足を運び体験する表現形式である。このプロジェクトの目的の第一は、人々がある時空の中で体験する作品鑑賞の形式を問い直し、音や映像というジャンルを越えた新しい形のパフォーミングアートの可能性を探求することにある。さらに一回限りの体験の総体の記録や記述、いかに形としてとどめ視覚化することが、このプロジェクトの第二の目的となっている。