情報と向き合う時には、これまでマウスやキーボード、ディスプレイに捕らわれ続けてきた。技術の発展に伴い、必ずしもこの必要がなくなってきたのにも関わらず、現在も汎用的な入出力装置(インターフェイス)としては揺るぎない。しかし、具体的な利用場面では、それぞれに特化したインターフェイスが有用であることは明らかである。 本プロジェクトでは、マウスやキーボードといった従来のユーザーインターフェイスを、実世界指向というキーワードで新しく提案する。すなわち、物体の存在や操作者身体性を活かしたインターフェイスを主な対象とし、具体的な携帯を実現しつつこれらの可能性を探る。 初年度である平成19年度は、「音の編集」を対象として、音そのものに「実体」を持たせることができ、これに直接触れて操作するインターフェイス(タンジブル3Dグラフィックイコライザー)を考案、製作し、学会にて展示発表しました。