講師プロフィール
 

カール ストーン

自然音や一般的な楽器、よく知られた音楽作品の断片から革新的な旋律を導き出す音の純正主義者。Macintoshによって音響装置などをコントロールし、聴覚的に、視覚的に優れたパフォーマンスを作り出している。
作品は世界中、至る所で発表され、最新の音源はCBS Sony, Toshiba-EMI, EAM Discs, Trigram, New Tone等のレーベルによってリリースされている。
過去には高橋悠治、大友良英、ミン・シャオ・フェン、Z'evらとのコラボレーション、ビル・T・ジョーンズ、山田せつ子、木佐貫邦子、ルディ・ペレスらとの共同製作を行っている。 Maxのベータテストを行ったメンバーでもあり、創作活動、パフォーマンスの為のツールとして1989年からMaxを使い続けている。

佐近田展康

音楽家。インスタレーション"water machine"、"tango mechano for incubator"、ソロライブ活動・他ミュージシャンとの共演も多数。赤松正行と「ノイマンピアノ」を結成し、Maxについての初の専門書「マジカルMAXツアー」を出版。コンピュータ音楽BBS「コンミュ.テレプレゼンス.ラボ」でMax関連の会議室を主宰。サウンド&レコーディング・マガジン誌では「MSPによるオーディオ・プログラミング事始め」連載中。コンピレーションCD「MAXバラエティショー」ほか。今秋ソロアルバムをリリース予定。神戸市在住。

三輪眞弘

1958年東京に生まれる。1974年都立国立高校入学以来友人と共に結成したロックバンドを中心に音楽活動始め1978年渡独。国立ベルリン芸術大学で作曲をイサン・ユンに、1985年より国立ロベルト・シューマン音楽大学でギュンター・ベッカーに師事。 作品集CD「赤ずきんちゃん伴奏器」、「東の唄」(フォンテック)、著書「コンピュータ・エイジの音楽理論」(ジャストシステム)、自主制作CDシリーズ「昇天する世紀末音楽」などを発表し、多岐に渡る活動を続ける。
URL: http://www.miwa.to/

後藤英

1995年より、フランスのイルカムにて、作品の製作、研究を行う。NeXTのISPWによるMAX/FTSの時代より、現在ではMSPを主に、リアル・タイムの音響合成を中心とした作品を発表し続けている。 アメリカ、ニューイングランド音楽院、ベルリン工科大学などにて学ぶ。作曲を、アール・ブラウン、ディーター・シュネーベルのもとで学ぶ。主な賞歴は、ボストン・オーケストラ・フェローシップ、タングルウッド・クーセヴィツキー賞、マルゼナ国際作曲コンペティション第1位 、IMC国際作曲家会議入選、ベルニナーコンポジションアウフトラーゲ1994など。世界各国、主要音楽祭にて作品は発表されている。

赤松正行

音楽とコンピュータを中心としてメディア作品を制作。特にインタラクティブでありながら、作品自体が能動的であり自律的であるような環境の構築に興味を持っている。アルゴリズミックバンド「neumannpiano」、デジアナ・ハイブリッドバンド「Wolfgang Nai」、ピュア・エレクトリックバンド「gaspillage」のメンバーであり、BBS「commu tele-presence lab.」のシステムオペレータを務めている。代表作にサウンドインスタレーション「soundtronics field」、ライブアクト「ManMadeシリーズ」、書籍「マジカルMAXツアー」などがあり、近作としてiMac50台による「incubator」を制作している。
http://www.iamas.ac.jp/~aka/