コンサート情報

    コンサート

    サマースクールでは開催期間中にコンサートを行います。
    コンサートは受講者以外の方も入場できます。入場料は無料です。


    お知らせ:横浜にてアコースティック・ナイト開催決定!
    詳しくはこちらをごらんください。


    コンサート1「DSPエレクトリック・ナイト」

    8月31日(金) 18:00〜

    a.d.a「phase and circumstances」(新作) (a.d.a=赤松正行+泉川ピンタ+羽島裕司)

    佐近田展康「behind the Algorithm」(新作)

    カール・ストーン「Darul Kabap」(新作)


    コンサート2「DSPアコースティック・ナイト」


    9月1日(土) 18:00〜

    クラーレンス・バルロー「1981」
    演奏:川島央子(ピアノ)、安田紀生子(バイオリン)、長谷部一郎(チェロ)

    三輪眞弘「語られた音楽が語るとき、クラーレンス・バルローの言葉による」
    演奏:中村和枝(ピアノ)

    クラーレンス・バルロー「KURI SUTI BEKAR」
    演奏:川島央子(ピアノ)

    後藤英「Temps tresse III」(新作)
    演奏:齋藤貴志(サクソフォーン)

    クラーレンス・バルロー「"SPRIGHT THE DINER" BY NIB WRYTER」
    演奏:川島央子(ピアノ)、安田紀生子(バイオリン)、長谷部一郎(チェロ)

    クラーレンス・バルロー「VARIAZIONI E UN PIANO MECCANICO」
    演奏:自動ピアノ+クラーレンス・バルロー




    演奏家プロフィール


    カール・ストーン


    自然音や一般的な楽器、よく知られた音楽作品の断片から革新的な旋律を導き出す音の純正主義者。Macintoshによって音響装置などをコントロールし、聴覚的に、視覚的に優れたパフォーマンスを作り出している。作品は世界中、至る所で発表され、最新の音源はCBS Sony, Toshib-EMI, EAM Discs, Trigram, New Tone等のレーベルによってリリースされている。過去には高橋悠治、大友良英、ミン・シャオ・フェン、'evらとのコラボレーション、ビル・T・ジョーンズ、山田せつ子、木佐貫邦子、ルディ・ペレスらとの共同製作を行っている。 Maxのベータストを行ったメンバーでもあり、創作活動、パフォーマンスの為のツールとして1989年からMaxを使い続けている。




    佐近田展康(さこんだ のぶやす)


    音楽家。1961年神戸生まれ。91年よりMacintoshと音楽プログラミング環境Maxを使った音楽活動を展開し、現代社会におけるテクノロジーと音楽の関係に「機械の考古学」という視点を持ち込み作品を発表している。水の揺らぎで音響空間を構成するインスタレーション個展"water machine"、50台のiMacをネットワークで結んで音環境を作る"tango mechano for incubator"参加、他ライブアクト多数。近年、三輪眞弘との機械歌唱デュオ「フォルマント兄弟」を結成。赤松正行とアルゴリズミックバンド「ノイマンピアノ」を結成し、活動の一環としてMaxについての初の専門書「マジカルMAXツアー」を出版。これに平行して社会思想史の系譜から独自の視点で捉えたテ クノロジー論・音楽機械論を展開してる。神戸市在住。



    赤松正行(あかまつ まさゆき)


    音楽とコンピュータを中心としてメディア作品を制作。特にインタラクティブでありながら、作品自体が能動的であり自律的であるような環境の構築に興味を持っている。演奏しないアルゴリズミック・バンド「neumannpiano」や過激なビート・バンド「a.d.a」のメンバーであり、ソロ・パフォーマンスも数多く行っている。代表作にサウンド・インスタレーション「soundtronics field、ライブアクト「ManMade」シリーズ、書籍「マジカルMAXツアー」、CD「Maze and Lights」(gaspillage)などがあり、近作として数台から数十台のコンピュータを用いる「incubator」シリーズを制作している。
    http://www.iamas.ac.jp/~aka/




    齋藤貴志(さいとう たかし/サクソフォーン)


    国立音楽大学卒業、故・大室勇一氏に師事。ボルドー音楽院にてJ=M・ロンデックス氏に師事。サクソフォーンと室内楽で一等賞、及びボルドー市栄誉賞を受賞し卒業。在仏中は、各種音楽祭やフランス国営放送他に出演。ボルドーインターナショナル・サクソフォーンアンサンブルでコンサートマスターを、またペサック音楽院の教授を務め帰国。その後レパートリー拡張の為ワークショップを積極的に行う。’96年アンサンブル・ダームを結成し、代表を務める。



    安田紀生子(やすだ きおこ/ヴァイオリン)


    桐朋女子高等学校音楽科を経て、同大学ディプロマコースに進む。外山滋、久保田良作、三善晃、原田幸一郎の各氏に師事。1983年、新宿文化センターにて、デビューリサイタル開催。細川俊夫作曲「弦楽四重奏曲=原像」をレコーディング。「ダルムシュタット国際夏期講座」に参加。在学中より、パン・ムジーク、現音、スタジオ200、 アンサンブルオーロールなど現代音楽に取り組んでいる。近年は世田谷美術館主催シリーズ現代音楽講座」に弦楽四重奏、ソロで活躍。ジュニアコンクール審査員。聖徳学園講師。アンサンブル・ダームメンバー。



    長谷部一郎(はせべ いちろう/チェロ)


    1970年名古屋生まれ。4歳からチェロを始める。
      94 名古屋大学経済学部経済学科卒業、
      95 桐学園大学ソリストディプロマコース修了、
         10月第64回日本音楽コンクールチェロ部門第1位あわせて松下賞を受賞
      96 10月京都、法然院でリサイタル、
      98 2月東京文化会館にてリサイタル、
      99 6月東京、紀尾井ホールにてリサイタル、
      96,99 サイトウキネンフェスティバル松本に参加、
      97 7月サンクトペテルブルクで開催されたワールドチェロコングレスにサイトウチェロアンサンブルのメンバーとして参加、2000年4月パリ、シャトレ劇場にて演奏これまでに東京交響楽団、東京シティフィルハーモニック管弦楽団、新星日本交響楽団、桐朋学園オーケストラと共演、倉田澄子、堤剛、山崎伸子、中島顕、F.ミュレール、M.ブルネロの各氏に師事




    川島央子(かわしま ひさこ/ピアノ)


    東京芸術大学作曲家を経て、同大学院ソルフェージュ科修了。1991年大阪府吹田音楽コンクール作曲部門第3位入賞。1992年渡仏。パリ国立高等音楽院において、和声科、対位法科、フーガ科を審査員全員一致の一等賞、ピアノ伴奏科を首席二等賞を得て卒業。在仏中より、国際金管楽器協議会伴奏者、世界クラリネット会議伴奏者等、またリサイタルの開催、新曲初演などを多数行う。1997年帰国後、2000年10月には日本で初めてのリサイタルを自作を交えて開催。これまでに作曲を野田暉行、尾高惇忠、ピアノをD. メルレ、P. ドゥヴォワイヨン、伴奏法を故アンリエット・ピュイグ=ロジェ、ジャン・ケルネル、指揮をJ.S. ベローの各氏に師事。現在、東京芸術大学、国立音楽大学講師。



    中村和枝(なかむら かずえ/ピアノ)


    三重県出身。愛知県立明和高校音楽科、武蔵野音楽大学卒業。JML入野義朗音楽研究所にて研鑽を積む。G.バシャヘーリ、平尾はるな、C.エルフェの各氏に師事。'89年、第3回日本現代音楽ピアノコンクール優勝、同優勝記念演奏会を行う。'90年、第3回シッチェス20世紀音楽ピアノコンクール(スペイン)で審査員全員一致の推挙により優勝。バルセロナ、サラマンカの現代音楽週間にてリサイタルを行う。'92、'94、'96年に東京にて全曲現代作品によるリサイタルを開催。国内の多くの現代音楽演奏会に出演する他、ポーランド、スイス、ドイツ、スペイン、ルクセンブルク、台湾、韓国の主要な音楽祭で演奏、録音、リサイタルを行っている。オーケストラとの共演、CD録音等意欲的な活動を展開している。


back to index