ばかMax


インターナル・オブジェクトはどれ?

Maxは、そのアプリケーション自体には必要最小限の機能を持たせるにとどめ、その機能の多くを外部イクスターナル・オブジェクトによって実現している。これはよく知られたこと(?)だが、では、Maxアプリケーション自体が持つ機能、すなわちインターナル・オブジェクトとは実際には何だろう?

ということで実験してみました。手順は簡単。MaxFATアプリケーションを本来のフォルダではない場所(例えばデスクトップ)に移動して起動するだけ。オブジェクト・パレットは随分スッキリしていい感じ。これらがインターナルのユーザインターフェース・オブジェクトである。また、オブジェクトリストにはずらずらとオブジェクトが並ぶけど、実際にはほとんどが使えない。このリストにはあって、「externals」にはないオブジェクトがインターナル・オブジェクトということになる。具体的には以下の通りである(MaxFAT 3.6.2の場合)。

このようにして裸にしたMaxだが、演算子やMIDI入出力はほとんど使えるし、メッセージ処理を中心として結構いろいろとあることがわかる。これらのオブジェクトだけを使ってパッチを組むのは、とても良いトレーニングになるはずだ(ウソウソ)


パッチコードは何回折り曲げられる?

答:5回

これはMax3での話で、

答:9回(で後バグる)ってのがMax4での正解です。


cycleオブジェクトの最大アウトレット数は?

答:100個

ちなみに、この時cycleオブジェクトの長さは1301ピクセルになる。Cinema Displayでもなければ扱えないじゃん(苦笑)。

さらに、100個を超えるアウトレットを指定した時のエラーメッセージがイカしてる。

このばかMaxは柏崎紘一さんからの情報でした。多謝!


鍵盤(Keyboard Slider)の最大鍵盤数は?

答:120鍵

これでもベーゼンドルファー・インペリアルを超えてるんだけど、ところが、Max4になると、驚くなかれ、

答:768鍵

になります。64オクターブまで指定できるわけですが、Cinema Displayでも表示し切れません(泣)。


メッセージの処理順序は右から左だけど、オブジェクトが左右同じ位置だったら?

答:下から上へと処理されます。

これはright-to-left order、bottom-to-top orderとしてマニュアルにも載ってるね。


では、オブジェクトが上下左右とも同じ位置だったら?

答:よくわかりません(泣)。位置を揃える直前の配置に従ってるみたい。

図ではわかりにくいが、「print A」と「print B」という2つのオブジェクトは同じ位置(と大きさ)である。


ファイルアイコンやスプラッシュ画面に登場するこのお兄さんは誰?

Maxメーリングリスト(McGILL大学運営、現在廃止)での1998年9月4日のDavid Zicarelli氏の発言によれば、これはJohn Herseyという画家が描いたキャラクターで、誰かをモデルにしているわけではないようです。John Hersey氏はMaxの他にもVisionなどのOpcode製品のイラストを担当しています。彼のWebサイトはココです。

ところが、Max4では、このお兄さんは解雇されてしまいました。

しかし、「Max Tutorial」フォルダの「Max.QT」と「MaxHead.pict」、そして、Maxアプリケーション内部にもICN#リソース、ID=399として潜んでいます。虎視眈々と復活を狙っているようです。


ナンバーボックスで扱える最大および最小の数値は?

答:最大値は2,147,483,647、最小値は-2,14,783,648。

このばかMaxは松たけ子さんからの情報でした。多謝!
これって32ビット整数ってことですね。松たけ子さんは現在フロート・ナッバーボックスの謎に挑んでいるそうです。


Max OS Xって何?

タイプミスでしょうけど、いい感じ(笑)。Public Betaにて発見。


オブジェクト・ボックスの最大の大きさは?

答:フォント・サイズにして255ポイントまで。

文字のフォント・サイズを大きくすることで、オブジェクト・ボックスも大きくなります。Fontメニューでは36ポイントまでしか指定できませんが、パッチ・ファイルをテキストとして編集すれば、255ポイントまで指定することができます。この時、数値の下位8ビットがフォント・サイズを表しています。上位ビットは無視しても何とかなります(笑)。

このばかMaxは齋藤啓之さんからの情報でした。多謝!


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