/balance
    /balance
    2008-2009

    /balanceは重さを感じながら映像をコントロールするインタラクティブインスタレーションである。ユーザーは板状のインタフェースを傾けると、傾きに応じて紐状の映像が動的に変化する。
    紐は一カ所に重なるところが生じ、その地点に擬似的な重さを与えることによって私たちはそこが映像の重心とその移動を知覚する。そしてこの現象を通して私たちは出力結果を感じながらさらに入力し調整するという行為が可能となる。これはデジタルな情報に質量を与え、映像に重力を感じさせるインタフェースの提案である。


    コンセプト
    普段、実世界において視覚からによる大きさ、触覚からによる重さなどが私たちのもののスケールを把握する為の補助をしてくれることは多い。反面、デジタル空間においてはこれまで、ダウンロードの際のプログレスバーなどの大きさから全体のスケールを表示するものはあったものの、重さを感じられる機会は無かった。
    このような現状を踏まえ、"/balance"というインタラクティブなインスタレーションで情報の重さを手で感じながら操作できる作品を制作した。ここでは情報の重さを感じるということから一歩進んで、さらに調整ということを可能にしている。粘土細工や料理などで見られるように、私たちは分量を手がかりに配合や調整などを行う。この作品では手でバランスを感じる行為を促しつつ映像を作り上げることを意図している。

Ars Electronica2008
Ars Electronica2008(リンツ)
UNCHARTED
UNCHARTED(イスタンブル)