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ここでは、現在個人研究を進めているフランスの作家ジョルジュ・ペレックに関しての
資料や文章を掲載して行く予定です。
last update:2005.7.25

はじめに>>
なぜにペレックなのか

「語りたいのは、ソクラテスの問答法ではなく、頭のなかに浮かんだ霊感ではなく、書くことであり、テクストの織物であり、記載であり、痕跡であり、語本来の意味であり、細かい仕事であり、文字を空間に組織することであり、その道具のペン、筆、タイプライターであり、それを支えるもの、ヴァルモンからトゥールヴェル僧院長婦人へ「私がいま手紙を書いているこの机も、はじめてその用途に使っていますが、私にとっては愛の祭壇となります」であり、その規則の句読点、改行、長い句等々であり、その環境、書いている書き手、場所、リズム、喫茶店で書く人、夜仕事をする人、明け方仕事をする人、日曜日に仕事をする人等々である。
なすに値する仕事は、その生産の遠心的様相、すなわち読者によるテクスト援助であるように思われる」

松岡正剛の千夜千冊 504夜『考える/分類する』で出会ったペレックの言葉


「インタラクティブである」とはどういうことか。
「インタラクティブ・アート」とはいかようなものか。

世界を知覚するひとはすでにインタラクティブなものであるのに、さらに何を提供しようというのか。 それらの疑問を追い続けているうちに出会ったのが、ジョルジュ・ペレックでした。

ペレックは読者の読解プロセスというものを注視し、しかもそれを方法として利用して作品を作っているのではないか。そう気づいた瞬間、これは私の問いに近づくための大きなヒントになるかもしれない。そう思いました。

なぜ心惹かれるのか。はじめはぼんやりしていた感覚も、次第に確信へと近づいてきました。今では、アウトプットの形態は違えど、ペレックのような作家になりたいとすら考えています。

このページをつくることによって、彼の作品から得た方法や考え方を自分なりに整理できたらと思います。また同時に、この作家をより多くの人に紹介していけたら、と思います。




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ペレックについて>>

「知覚−表現実験者」
(松岡正剛がペレックを称して)

Georges Perec 1936-1982

フランスの小説家。詩、エッセイ、脚本も書いた。
ときにクロスワードパズルの作家でもあった。

アルファベットの"e"をひとつも使用しないという制約のもと書かれた、消滅に関する推理小説『失踪』《La Disparition 》や、チェスの盤における駒のアルゴリズミックな進みゆきで進行が決定される『人生使用法』《Life: a user's manual 》など、徹底した方法による大量な事物の列挙が特徴的である。

OULIPO(ウリポ)と呼ばれるフランスの実験的文学運動に参加し、そこで制約に満ちた[数学的組み合わせ]、[文字落とし]、[剽窃]などの様々な方法を実験する。しかしもってその制約は身を狭めるものではなく、むしろ諧謔(ユーモア)に満ちた作品をうみだした。

『物の時代』《Les Choses 》でルノドー賞を、『人生使用法』《Life: a user's manual 》でメディシス賞を受賞する。




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ペレックについての覚えがき>>

ペレックについての覚えがき @hatena
http://d.hatena.ne.jp/rokaz/searchdiary?word=%2a%5bperec%5d

■ ペレック関連で現在までに読んだ物リスト
http://d.hatena.ne.jp/rokaz/20050725#p2
今後はひとつひとつその感想やより読み込んだ分析を書いて行こうと思います。

■ ペレックにおける「線」
http://d.hatena.ne.jp/rokaz/20050605#p2
結構真面目に書いたテキスト。

■ペレックとの出会い
http://d.hatena.ne.jp/rokaz/20050605#p3
何度もすれ違い、ようやく出会ったのでした。




今後このコンテンツは増え、修正されていきます。



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OULIPOについて>>

OULIPOとは、Ouvroir de litterature potentielleの頭文字をとったもので、“潜在文学工房”の意味をもつ。 日本語ではウリポと発音される。

ウリポは、レイモン・クノーやフランソワ・ル・リオネを中心に形成された実験的文学運動のグループである。アナグラム、回文、数学的な単語ゲームなどを使用し、「言葉遊びを通した文学の方程式」 を探って行った。制約を作品製作に活かして、あたらしい文学の可能性にアプローチした。

ウリポについて触れてみたいと思ったら、風の薔薇―文学/芸術/言語 (5)を読むと良いと思います。ここには、ウリポのとは何かを知るための入り口となるテキストがおさめられています。また素晴らしい事に、ペレックの小品が二作おさめられています。

OULIPO
http://www.oulipo.net/
フランス語ですが詳しいです

ウリピアンたち
http://www.oulipo.net/oulipiens/
イタロ・カルヴィーノやマルセル・デュシャンなども後に在籍する。


Raymond Queneau レイモン・クノー
Francois Le Lionnais フランソワ・ル・リオネ
Italo Calvino イタロ・カルヴィーノ
Marcel Duchamp マルセル・デュシャン

+
ほかにもペレックはジャン・デュヴィニヨやポール・ヴィヴィリオと「共通原因」というグループを作っている。

       ジャン・デュヴィニヨ
Paul Virilio ポール・ヴィヴィリオ

+
関連キーワード
 ヌーヴォーロマン:はてなキーワード
 シュルレアリスム:はてなキーワード ArtWords


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ペレック書籍リスト>>
和訳され発売されているもの

『眠る男』 海老坂武訳 (絶版)
http://saysibon.com/pagelivre_3/pl_01288.html

『物の時代 小さなバイク』 弓削三男訳 (絶版)
復刊リクエスト投票中 http://www.fukkan.com/vote.php3?no=18247
http://saysibon.com/pagelivre_5/pl_02388.html

「冬の旅」「リポグラムの歴史」 酒詰治男訳 ISBN:4891762543
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4891762543/
風の薔薇―文学/芸術/言語 (5)小誌風の薔薇5 に掲載

『人生 使用法』 酒詰治男訳 ISBN:4891762535
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4891762535/

『W あるいは子供の頃の思い出』 酒詰治男訳 ISBN:4409130226
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4409130226/

『考える/分類する』 阪上脩訳 ISBN:4588022024
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4588022024/

『エリス島物語』 酒詰治男訳 ISBN:4791758536
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4791758536/

『さまざまな空間』 塩塚秀一郎訳 ISBN:4891764953
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4891764953/



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リンク集>>

ジョルジュ・ペレック研究 /日本語の貴重な研究サイト
http://www.perec.jp/

Le site de l'Association Georges Perec/ジョルジュ・ペレック学会
http://www.associationperec.org/

ペレックコミュニティ@mixi
http://mixi.jp/view_community.pl?id=144675

酒詰治男氏(フランス文学研究者、翻訳者)
http://www.konan-wu.ac.jp/guide/kyouin/futubun/sakazume/sakazume.html

はてなダイアリーキーワードより
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B8%A5%E7%A5%EB%A5%B8%A5%E5
%A1%A6%A5%DA%A5%EC%A5%C3%A5%AF

松岡正剛の千夜千冊 504夜『考える/分類する』
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0504.html

Georges Perec /英語による紹介 下部のリストが有用
http://www.kirjasto.sci.fi/perec.htm



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rina okazawa 2005