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参加者には、事前に、36枚撮りフィルム4本分の写真を撮影するという課題が出される。撮影内容は全く自由である。ワークショップでは、自分が撮影した144枚の写真の中から10枚を選び、それらを白い紙の上にレイアウトする。また、他の参加者の写真についても、同じように10枚を選び、レイアウトする。最後にレイアウト成果と、その意図を発表し、ディスカッションを行う。
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「写真を撮る」とは、どういうことか。ある風景を、四角いフレームで切り取るとき、そこにはどんな意味が生まれるのか?大量の写真を強制的に「撮らされる」という体験は、日常の風景から、自分が何かを選択するという行為について、改めて考えさせずにはおかない。また、それらの写真を、後になって編集する作業は、ある場所、ある瞬間を記録したはずの写真を、文脈から切り離された「モノ」として扱うことに他ならない。他人の写真については、さらに本来の意図とかけ離れた解釈が生まれうる。これは、他者の主体に対する越権行為である。と同時に、作品を自由に拡張する可能性も秘めている。
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