パフォーマンス「COM」について。

5m間隔で柱が立つ300m2の会場の中にカメラを3台設置し、それらの前で行われているリアルタイムのパフォーマンス(3つのソース)と、用意してある。2種類の映像(2つのソース)、クリストフ・シャルルが音響の為に操作しているMAXパッチ画面(1つのソース)、合計5つのソースをVJが操作し、柱の間に張られたスクリーン(4m×3m)×2に投影しながら1つの流れを作っていく、というパフォーマンス。


インスタレーションについて。

基本的に、パフォーマンスの内容をシュミレートしたものであり、パフォーマンスの表現に使用した映像、音響ソースをハードディスク内にストックし、音響データをトリガーに映像が投影される。また、映像に対するトリガーは、観客が発することもできるシステムを有する。










「COM」というのは「Chain Of Moments」で、「一瞬の連鎖」、という意味です。
つまり私たちが考える「一瞬」というのは映像の上では永遠とも思わせるような 一時停止であったり、逆再生されたり、何度もリピートする事も可能であるわけですが、実際の動きとなるとそうはいきません。
しかし、「ズレを考慮した上で予め用意した動き」であれば、練習を重ねれば映像とシンクロさせる事が出来るのではないか、と考えた所から端を発し、瞬間/MOMENT、動き/MOTION の連鎖反応を様々なインタラクションによって表現した作品を実現する事ができました。

MOVIE : *com






新堀 孝明
Takaaki SHINBORI

ラボ科1年

1977年 大阪府生まれ
大垣市在住
1999年 神戸芸術工科大学 芸術工学部
視覚情報デザイン学科 卒業

在学中より映像によるインスタレーションや音楽家との
コラボレーションを行う。

主に映像と他メディアとが共存(融合)することで
織り成される「場」 というものを探究。