制作演習科目
デザインエンジニアリング演習
大量生産を前提とした工業製品の開発において、デザインとエンジニアリングは区別され専門化が進んできました。一般的に、「企画」、「設計」、「製造」というリニアなプロセスは、各段階ごとに配置された専門の知識やスキルを持った人々の連携によって実現されています。しかしながら、今日私たちが直面する複雑な問題に対峙する時、これまでのプロセスは必ずしも有効ではありません。そこで注目されているのが、デザインとエンジニアリングの両方の知識やスキルを統合したデザインエンジニアリングという考え方です。
この授業では、デザインエンジニアリングに必要な、ハードウェア、ソフトウェア両面の基礎知識を学ぶと共に、「着想」から、「アイデア開発」、「プロトタイピング」、「検証」などを反復的に繰り返す創造プロセスを、実際の制作を通じて体験的に学びます。
講義形態
講義、演習、作品制作
制作に必要な基礎的技術に関する講義と演習を行った上で、グループワークによってデバイスのセンシングデータを使用した、データビジュアライゼーション作品を制作し発表する。
(状況によっては個人制作となる場合があります。)
講義計画・項目
- 導入
- M5Stack入門1(導入、開発環境整備、プログラミング)
- TouchDesigner入門1(導入、開発環境整備、映像生成・インタラクティブプログラミング)
- M5Stack入門2(センサー入力、ネットワーク通信、デバイス連携)
- TouchDesigner入門2(3Dデータ、データビジュアライゼーション)
- TouchDesigner応用(デバイス連携、シミュレーター、デバッグ)
- 作品制作
- 発表、講評
教科書・参考書等
特になし。必要な場合、適宣配布します。