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『HOLYLAND』 新井直人
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この作品は、ステージごとに設定された『風土』を変化させ、より良い『風土』に変えるゲームです。
『風土』とはその土地の状態を示し、6種類の魔法を駆使して障害物等を除去していくことが目的です。魔法は様々な効果をもたらします。どの土地にどの魔法がどの様な効果をもたらすのかは、自分自信で確かめてください。組み合わせによっては、とんでもない効果があらわれるものもあります。また、魔法は自分のいる場所の前後左右全てに効果があるので、障害物を全て除去することはとても困難です。
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『祭』 石橋広在
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間、というものが日本にはあります。それはただ単に空間の距離的なものだけにとどまらず、時間のなかの間、音のなかの間、精神的な間と実にさまざまな「間」がありそのなかに恍惚の美をみいだします。「間」は大きいところ小さいところ、進む留まる、高まる静まる、といった目に見えない精神的な動きを象徴しています。その動き
は一見ランダムにみえてところどころに凝縮させた個を産みだしその場所と場所のあ
いだに間をつくりだし、その構造は自然界からうけとるインスピレーション、構造と
似ています。そういった間の美しさを日本人は能というもので表現しています。能は
そのきらびやかな舞台や装飾よりもなかに現われる間が美しいのだと思います。この
能翁もそんな漠然とした美しさのシミュレーションとして、対比と間の概念をコンピ
ュータの持ちえる表現手段である四角をつかい表現してみました。
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『すいと』 大多和茂
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私はこの大垣に来て、まず水のおいしさにびっくりしました。また、町中のいたる
ところに存在する「スイト」いう言葉の由来を知り、水とその都である大垣をもっと
深く知りたいと思うようになりました。
使い方はいたって簡単。矢印キーにしたがって進んでいって下さい。画面下に丸い
スピーカーマークがあるときはそこをクリックしてみてください。音声ガイダンスが
入っています。
これを見て頂いて、大垣に住んでいらっしゃる方が大垣の水の大切さをもう一度考
え直して下さったら幸いです。また、大垣に住んでいない方も、このすいと大垣の美
しい面と汚れた面を見て自分の郷里の水についてすこしでも考えて頂けたらと思って
います。
それではすいと大垣、ゆっくりとお楽しみください。
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『魔都倫敦天人流離話』 大林冬
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この作品のテーマは虚構世界の風土です。
実在しない街の地図を作り、
地図上の建物に説明を付けることによって、
世界にリアリティを与えたいと考えました。
人は、
地図の上でまだ見ぬ世界を空想することができます。
ならば、
空想の為には、
地図さえあれば世界が実在する必要は無いと言えないでしょうか。
つまり、
本当に人の想像に働きかけるのは、
実在では無く、情報なのです。
情報こそが、
虚構世界の風土であり、
この作品のテーマです。
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『Climatic Senses』 小塩達也
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人間の感覚、視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚で感じる風土を見えるかたちにした。
媒体の性質上、見る、聞くしかできないため、マウスカーソルの動き、ものの色、か
たち、マウスボタンの連打による画面や音の変化などにより、それを疑似体験する。
顔は比較的、五感が凝縮されている場所だと考えたのでそれをインタフェースに使った。
顔をカーソルでさわると、場所ごとに視覚(Sight)、嗅覚(Smell)、味覚(Palate
)、聴覚(Hearing)、触覚(Touch)の文字が現れるので、クリックしてもらいます
。それぞれのイメージが出てきたらマウスを転がすなり、クリック(連打)するなり
してみてください。
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『物の風土/空間の風土』 片岡信一
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VRML空間内に円錐オブジェクトがグリッド状に配置されている。各々のオブジェクト
の前後左右にはそれぞれ位置センサーが設置され、その場所を通るとそれがオブジェ
クトに伝達されオブジェクトが変形する。参加者がこの空間を歩き回ることでオブジ
ェクトが変化し独自の風土を作り出される。これはまた別の見方をすれば、参加者の
動きをオブジェクトの変化という形で空間内に記述するという言い方もできる。現在
では変化した空間を別の参加者に伝えていくことはできないが、マルチユーザー機能
を持ったシステムとして発展させていくことにより複数の参加者が協力して風土を作
ることが可能になるだろう。
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『real sight』 小林桂子
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正確な地形データを使って描かれた地図よりも、手書きの簡単な地図によりリアリテ
ィを感じることがあります。それは、実際にその道を通った体験を通した視点で描か
れているからではないでしょうか?
これは、風景の中から感じる「部分」 気になる「部分」を撮影して、それらの写真
を実際の地図に基づいて配置された立体に張り付けてできた地図です。
固定されたカメラの客観的な視線ではなく、私がそこを歩いて感じた「部分」への
視線からできています。
これは、写真を使った街のノーテーションであり、個人的な風景が映し出された地図
であると同時に、見る人にとってのリアリティを探すきっかけとなる地図でもあるの
です。
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『風土占い』 柴田麻明子
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コンセプトは占い。"未来は自らで切り開くもの"という考えを基に制作しました。
風土からの展開は"作りあげるもの"です。風土占いとは、自らが作り出した風土によ
って自分自身の未来を予測するものです。占い方は出現する山や川、村や木などのオ
ブジェクトを使って、亀と象が支える器の中に地形を作り上げます。レイアウトされ
た地形から、あなたの未来に予測される事柄が占われます。占いの結果は、あなた自
身が決めたものです。また、占いの結果、予測された未来も、あなた自身で変えてい
くことが可能だと考えています。風土占いはあなた自身の未来への地図代わりになれ
ればと思っています。
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『俳句メイラー』 清水章央、二之湯正樹
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テーマは”風土”です。
私達はまず、このテーマを聞いて言葉について考えました。
その中から、日本の言葉の風土(文化)を選び、俳句に関係す
るものを作りました。俳句に関係するもので、なぜメールソ
フトなのかというとネットワーク上のメールといるインフラ
を俳句という制限を持たせることにより
1)写真・音・俳句で使う季語等によりコンピュータの中に季節感をだす。
2)日本古来の言葉のおもしろさ。
3)非実用的な詩によるコミュニケーションで、事務的なやり取りをなくす。
等のことを実現させようとしたかったからです。
これらの、ことによりただのメールに情緒を持たせることが
できるでしょう。そう思い制作しました。
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『』 杉山和利
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風土とは、場の環境。そして環境とは自分の中に入ってくる情報。
私は、その場に情報を入れイメージとして目で見ることが出来るものを作りました。
この情報とは名前、スイッチのON/OFFです。
情報を名前(文字)とスイッチで入力し、イメージを画面に描いてみてください。
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『MOUSE MUSIC』 宮脇拓也
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音楽を奏でることは、おそらく誰にとっても楽しいことであろう。しかも、それが
容易であるとしたら。
この作品では、それを少しでも実現することを目的としている。自由度を高めるこ
とと演奏が容易であることは相反する要素であるため、ある程度自由を制限すること
で容易さを実現している。
風土とは、人の感性によって作り上げられていくものであると考えているので、こ
の作品によって人それぞれの感性による音楽、つまり風土を作り上げてもらえればと
思う。
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『a natural / a natural'』 村上陽子
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意識をテーマとした実験映像です。
"natural feature"という単語からインスピレーションを得て制作しました。
「a natural」「a natural'」という2つの作品から構成されています。
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『おKOMEっち』 矢田琴美
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『おKOMEっち』で、遊ぼっちーー!!
これは皆様お馴染みの、『KOME』です。
風土は社会を創ります。それは現在自分がいる社会だけではなく、様々な社会を創
ります。
『KOME』も風土から生まれた社会です。かなり馴染みのある社会ですが、知らないこ
ともあります。
どんな場合でも、知らない社会に許される範囲で触れた時、私達はそれを思いやるこ
とができます。
そこで、誕生したのが『おKOMEっち』。
笑うもよし、踊るもよし、『おKOMEっち』で楽しい時間をお過ごし下さい。
きっとあなたも『おKOMEっちクラブ』の仲間入り。
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