入試に関する重要なお知らせ(2023年1月31日更新)
メディア表現(ここで云うメディア表現は、アートやデザインなどの表現活動に限局されず、より広大かつ精密な社会行為や精神現象を含めます。また同時にそれらの表現に対する批評や評論などの行為もまたメディア表現の範疇に含めます)に関わる現実的かつ現代的問題を読解するために、さまざまな時代と人物、作品を事例にあげ、表現者ないし研究者としていかなる思考=志向=試行が可能かつ必要となるかについて自覚的に考える契機を討究します。いわばこの世界をいかに解釈するかということにポイントを置いた内容をめざします。独自の世界解釈によって、世界へと投げ出された自身を回収するための知的技術を学ぶ、と言い換えることもできるかもしれません。その意味で、本講義は表象文化論(Representairon and Culture)の様相を呈した講義に近似したものになるでしょう。
講義(座学)
第1回 身体論とは何か、とは何か?
第2回 日本人の身体〜能楽の身体
第3回 日本人の身体〜舞の身体
第4回 文身論1
第5回 文身論2
第6回 立棺論〜土方巽と暗黒舞踏
第7回 穿頭術〜文化人類学的身体論
第8回 身体変工論
第9回 身体論における同一性
第10回 暦と書の歴史
第11回 コスプレとアバター
第12回 医学哲学入門
第13回 病いの詩学
第14回 死学thanatologyを超えて
第15回 身体表象としての肩こり
必要に応じて講義中に紹介します。