IAMAS

Archival Archetyping


プロジェクトのきっかけとなった作品 クワクボリョウタ「10番目の感傷(点・線・面)」(2010年)
撮影:木奥恵三 写真提供:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]

アーカイブとは、創造的行為を、新たな創造のために記録し、保存し、伝達する基盤です。多くの場合、アーカイブは創造的行為の成果物である作品の完成後、専門家、または作家本人によって記録と保存が行われます。しかしながら、最終成果物である作品を記録しただけのアーカイブでは、そこから新しい作品に繋げること以前に、再現すら難しいことがあります。Archival Archetypingとは、作者が作品を制作する段階から、創造的行為を新たな創造のために機械学習による学習モデルとして記録、保存し、アーカイブ(創造のための編纂手法)とアーキタイプ(原型)を同時に実現しようという考え方です。機械との協働により人の創造的行為をアーカイブすることに挑戦しつつ、人の創造的行為を代替するのではない、分身(あるいは鏡としての)人工知能を探求します。

所属

研究代表者: 小林 茂
研究分担者: 松井 茂 , クワクボリョウタ

研究計画

既存のインスタレーション作品に基づく習作をVR空間上で制作するための環境を構築し、制作の過程から物体の配置情報とそれに対する作者の評価情報を記録し、学習したモデルを作成します。その上で、作成したモデルを用いたさまざまな評価を行い、他の作品や活動とも比較しながら分析し、よりよいアーカイブの手法を探索します。

研究期間

2019年 - 現在

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