入試に関する重要なお知らせ(2023年1月31日更新)
蓄音機や写真、映画の発明以来、人類は「装置を用いた表現」の可能性を様々な形で拡げ、「いま、ここに」存在しない出来事を(擬似)体験することが日常のこととなった。特に映像や音響を含むあらゆる「表現」がデジタル化され、それらを次々と統合していくネットワーク上の「新しい時空間」の出現はまさに私たちにとって「第二の現実」としての存在感を獲得している。
このような状況の中で、かつて「芸術」と呼ばれていたものは、私たちにとっていま、どのような意味を持つものなのか?このプロジェクトでは特に時間芸術、すなわち時間的経過の中で行われる様々な「表現」に注目し、特に「装置を用いた表現」を意識しながら、この問題に取り組む。それは「機械」と私たちの身体との関係をめぐる探求であり、さらにメディアと人間存在との関係性を問うことでもある。
グループによる作品制作、設定されたテーマから展開した個人制作を通年行う。原則、毎週ミーティングを開催し、先行事例や関連研究の調査、制作途中の問題点を共有する。6年目となる2023年度は下記を重点項目とする。
2018年 - 現在