IAMAS

タイムベースドメディア・プロジェクト

蓄音機や写真、映画の発明以来、人類は「装置を用いた表現」の可能性を様々な形で拡げ、「いま、ここに」存在しない出来事を(擬似)体験することが日常のこととなった。特に映像や音響を含むあらゆる「表現」がデジタル化され、それらを次々と統合していくネットワーク上の「新しい時空間」の出現はまさに私たちにとって「第二の現実」としての存在感を獲得している。
このような状況の中で、かつて「芸術」と呼ばれていたものは、私たちにとっていま、どのような意味を持つものなのか?このプロジェクトでは特に時間芸術、すなわち時間的経過の中で行われる様々な「表現」に注目し、「装置を用いた表現」と伝統的な芸能の習得/実践双方を通して、この問題に取り組む。それは「機械」と私たちの身体との関係をめぐる探求であり、さらにメディアと人間存在との関係性を問うことでもある。

所属

研究代表者: 三輪 眞弘
研究分担者: 前田 真二郎

研究計画

毎週行われるミーティングを中心に、通年の活動と学内外の発表など期間の限られた計画の両方を通して研究を行う。また、学生の作品制作もこのプロジェクトの実践として積極的に位置づける。2年目となる2019年度は具体的に下記の課題を念頭に置いてプロジェクトを進めていく予定である。

昨年に引き続き、ガムラン音楽を人類が築き上げた時間芸術のひとつの到達点と位置づけ、単なる研究のみならずその基礎から習得することを目標とする。ガムラン音楽から知見を得た舞台作品を実践的に創作する。また昨年同様に、ネットワーク上の「新しい時空間」における表現の可能性として、ネットストリーミングによる表現のあり方を探求する。他事業との連携によるワークショップの開催も予定している。

 

・ガムラン音楽研究、舞台作品の創作(通年)

・インターネット上での作品発表(通年)

・サラマンカホール「ぎふ未来音楽展」(9月)

・インターカレッジ・ソニックアーツ・フェスティバル2019(12月) 

・ IAMAS2020 プロジェクト成果発表会(2月)

・日本映像学会中部支部 学生発表(3月)

研究期間

2018年 - 現在

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