RCIC
Research Center for Industrial Culture 情報科学芸術大学院大学 産業文化研究センター

Ogaki Robot Project(情報学基礎)

2015年度

公共空間でのPepperと人のコミュニケーションをテーマにした必修授業を実施

「感情認識ロボットPepper」がIAMASで導入されたことを受けて、大垣の街中へ繰り出し学生各自がテーマを探す授業を実施しました。店舗へ企画を持ちかける中で個別の連携へと発展するケースもありました。

プロジェクトの目的

1年生必修の情報学基礎は、激しく進化しつつある情報技術についての理解を深めることを大きな目的としている。2015年度は「Ogaki Robot Project」と題し、人型ロボットの置かれている状況(文脈)を意識した人とのコミュニケーションをテーマとした。ここでのprojectは、ロボットを公共空間に投げ込むことも指している。大垣の街中各所でロボットを動作させ、その様子を映像として記録した。

連携のプロセス

連携のきっかけ

「感情認識ロボットPepper」が IAMAS で導入決定されたことを受け、授業に取り入れた。単なる「ロボットブログラミング」としないため、大垣の街中へ繰り出し学生各自がテーマを探すこととした。本課題の帰結として各種店舗等での連携につながった。

具体的な進め方

4月下旬:課題提示、ロボット(Pepper 等)概説、ブログラム演習
5月上旬:フィールドリサーチ(写真撮影、ブラン検討、発表準備)
5月中旬:ブログラム実装
5月下旬:ロボット動作チェック、発表準備、学内実演
6月上旬:ブログラム改良、現場ロケ(動作撮影)、映像編集
6月中旬:最終発表

IAMASの関わり方

各種企画を提案し、店舗等に持ちかけ協力を依頼した。

連携の成果

ロケの様子が中日新聞と岐阜新聞に掲載された。課題の一つ「Pepper 亜紀」がJAいび川主催の歌謡ショーで八代亜紀と共演した。(株)電算システムから依頼され、飛騨信用組合のロボット企画にアイデア提供した。

参加教員のコメント

安藤 泰彦

授業開始頃までには納品予定だったPepperが遅れるなど不安要素が大きかったが、いち早く授業に取り入れられたため、その後も各種展開へとつながった。大変だったが、IAMASらしい活動ができたと考えている。

  • プロジェクト名

    Ogaki Robot Project(情報学基礎)

  • 連携場所

    奥の細道むすびの地記念館売店
    大垣駅南北自由通路
    大垣市スイトビアセンター
    ソフトビアジャバンセンタービル周辺
    大垣商店街各所

  • 担当教員

    • 小林 孝浩
    • 安藤 泰彦
    • 山田 晃嗣
  • 協力者/参加学生

    アビダルマ(株)
    修士1年生

  • 連携先

    (株)サイエンスネット
    大垣各所
    JAいび川
    (株)電算システム
    飛騨信用組合

  • 連携期間

    2015