「コンピュータ・エイジの音楽理論」

"The Music Theory of the ComputerAge"


この本は「あなたにもできるコンピューター・ミュージック」という、市販の電子楽器や様々な音楽用ソフトを使いこなす、という具体的な目標を達成するためではなく、それらが一体何であるかを知り、それらを使いながら音楽を考え、試行錯誤を重ねながら音楽を創造するという喜びを発見することを主題にしている。もしあなたが注意深く、常に旺盛な批判精神と表現の自由を求めながらそれらに接すれば、例えあなたが一般にいわれている音楽の教育を受けていなくても、いや、それだからこそ、誰でも入手可能になったそれらの機材やソフトウェアで思いもよらぬ音楽上の発見をし、未知の音楽世界への冒険に出発することができるだろう。それは「今自分に何ができるか」を知ることから始まり、最終的に「自分が何をやりたいか」を知るまでの長い、楽しい試行錯誤の道である。この本は筆者自身の体験をその一例とした、そのような冒険のためのガイドなのである。(本分序章より)
(発売元:ジャストシステム。ISBN4-88309-099-X

The book "The Music Theory of the ComputerAge" (written in Japanese) was published in the spring of 1995 fromJustsystem, inc. (ISBN4-88309-099-X) Miwa tells about computer musi and explores itsworld through his experiences as a composer with computers.