Ogaki Mini Maker Faire 2018

IAMAS 先端IT・IoT 利活用啓発事業 2018

IAMASでは、本学の研究教育活動の成果を活かし、高校生などの若い世代がアーティストと共に未来のライフスタイルを作品として表現する取り組みを開始しました。初回となる今年度は、最先端のIT・IoT分野で起業し、第一線で活躍するIAMAS卒業生を講師に招き、2つのワークショップを通じて、近未来のライフスタイルを表現する作品を制作しました。

トークイベント

第1部

日時:12月1日(土) 14:30 - 15:30
会場:ソフトピアジャパン センタービル 1F セミナーホール
登壇者:島影圭佑+淺野義弘MATHRAX〔久世祥三+坂本茉里子〕小林茂

第2部

日時:12月1日(土) 15:45 - 16:30
会場:ソフトピアジャパン センタービル 1F セミナーホール
登壇者:藤堂高行小林茂

第1部では、2つのワークショップを担当していただいた講師と共に振り返り、参加者が制作した作品の講評を通じて、近未来の社会における人々の生き方やテクノロジーの在り方について考えます。
第2部では、世界的に大きな注目を集めたヒューマノイドロボット「SEER」の作者より、制作プロセスやその背後にある考え方を詳細に伺うことを通じて、社会、アーティスト、テクノロジーの可能性や課題について考えます。

登壇者
島影圭佑 浅野義弘

島影圭佑起業家, 研究者, デザイナー。オトングラス代表取締役。筑波大学 落合陽一研究室助教。JST CREST xDiversity メンバー。慶應義塾大学博士課程。専門はデザインリサーチ,インクルーシブデザイン, スペキュラティヴデザイン, デジタルファブリケーション, HCI。
淺野義弘慶應義塾大学修士課程。田中浩也研究室でデジタルファブリケーションとその社会応用を学ぶ。オトングラスではコミュニティイベ ントやアイディアソンの企画と運営、教育ツールとしてのカリキュラム開発などを担当。

MATHRAX〔久世祥三+坂本茉里子〕

MATHRAX(マスラックス)〔久世祥三+坂本茉里子〕電気、光、音、香りなどを用いたオブジェやインスタレーションの制作を行う、久世祥三と坂本茉里子によるアートユニット。ふれるとオルゴールのような音を奏でる動物の木彫や、水面に映る光を題材にしたLED照明などを発表。デジタルデータと人間の知覚との間に生まれる様々な知覚や感覚を題材に、人が他者と新たなコミュニケーションを創り出していくしくみを取り入れた作品制作を行う。

藤堂高行

藤堂高行1985年生まれ、神戸市出身。京都市立芸術大学美術学部総合芸術学科卒業。情報科学芸術大学院大学 (IAMAS) 修士課程メディア表現研究科修了。ヒト型ロボットにおける視線表現をテーマに制作活動を行う。2018年に発表した『SEER』は、対面者への凝視(アイコンタクト)に加え、対面者の顔面表情表現の模倣を行うことで、人間的な「見る/見られる」の関係性をロボットに再現させることに成功している。

小林茂

小林茂博士(メディアデザイン学・慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)。著書に『PrototypingLab』『アイデアスケッチ』など。2008年にIPA(情報処理推進機構)よりスーパークリエータに認定。「民主化」されたテクノロジーを活用し、多様なスキルや視点、経験を持つ人々が共にイノベーションを創出するための方法論や、その過程で生まれる知的財産を扱うのに適切なルールを探求。メイカームーブメントの祭典「Ogaki Mini Maker Faire」では総合ディレクターを担当。

作品展示

「OTON GLASS」を学ぶ・作る・ハックする

株式会社オトングラス
OTON GLASS 文字を音声で読み上げるスマートグラス「OTON GLASS」。開発者の「父親の読みを助けたい」という思いを形にするために用いられたのは、3DプリンターやRaspberryPiなどの誰もが利用可能なテクノロジーでした。
今回のワークショップでは、プログラミングや電子工作を学ぶ高校生・専門学校生たちが、「OTONGLASS」の仕組みを学び、再現し、新たな用途に作り替える=ハックすることに挑戦しました。
それぞれのアイディアが反映され、生まれ変わった「OTON GLASS」はいったい何を伝えてくれるのでしょうか?3カ月にわたる学生たちの成果を、ぜひ体験してみてください。
展示会場:ギャラリー1

Transit (つながるサウンド 木と電子回路と音のワークショップの成果発表)

MATHRAX〔久世祥三+坂本茉里子〕
MATHRAX 大垣市は水都と呼ばれ、古くから人と水とのつながりが深い土地である。また、かつて水運によってこの地に辿り着き、今や日本一の生産地となっている大垣の「枡(ます)」も、人々の生活に根ざした物資の測量に用いられ、情報の入出力(In/Out)にも似た「入枡・出枡」という言葉を残している。川の水が移ろい流れていくように、世の中の様々な情報はもちろん、私たちの心身も常に何かを志向し、入出力を繰り返しながら変容し続けている。
この作品は、水、枡、そして情報技術からインスピレーションを受けて制作したサウンドインスタレーションである。会場ではワークショップの参加者の制作物を要素に取り込んで展開する。
展示会場:ギャラリー2

関連作品展示 SEER:Simulative Emotional Expression Robot

藤堂高行
seer “SEER”は、視線と表情の表現力を追求した小型ヒューマノイドロボットです。左右の眼球を注視点に向ける視線コントロールによって、首の動きに振り回されずに対象を追尾することができ、ロボットが意思を持って下界や他者に注意を向けているかのような印象を作り出しています。胸部に内蔵しているカメラによって、対面者の目の位置を捉え、アイコンタクトを行います。また、眉のカーブを軟質弾性ワイヤーによって「線描」する機構により、感情をもって生きているかのような、豊かな表情表現を可能にしています。背後に設置されたカメラによって、対面者の顔の表情を捉え、ミラーリング(顔真似)を行います。
展示会場:ビジュアルスタジオ

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