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参加アーティスト

安藤泰彦

美術家。アートユニット「KOSUGI+ANDO」として、現代美術の領域で物語、身体、記憶、生命などをテーマにしたインスタレーション 作品の制作やアートイベントを企画。IAMAS(大学院)教授。

シミョン・レイモンド

1981年コスタリカ生まれ。1984 年、スイスに移住。2006年、ローザンヌ芸術大学「メディア・インタラクションデザイン」学科を卒業。主にグラフィックデザインとアニ メーションに関心を持つ。最近は、空間と光の知覚について研究を進めている。IAMAS院生。

作間敏宏

1957年宮城県生まれ。東京都在住。1985年頃から各種デバイスを駆使したキネティックな立体作品や静謐なインスタレーションを発表している。2003年からは連作『接着/交換』のなかで、顔・裸身・ミツバチなどをモチーフに“生き延びる力”について考え制作、発表している。
http://www.ne.jp/asahi/moon.web/sakuma/

村山誠

1984年神奈川県小田原市生まれ。博物画、主に植物画を研究。植物のCG静止画を制作。MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD 2007水野誠一賞、第13回学生CGコンテスト 静止画部門優秀賞、2007など受賞多数。IAMAS院生。

田部井勝

1978年群馬県生まれ。人間の気配や情念と物との関係性をテーマに物質的なマテリアルを中心としたインタラクティブ・インスタレーション作品を発表。最近は鑑賞者との明確な関係性をあえて隠蔽し、単に物が駆動するロボティックな方向へシフトしつつある。

八木良太

1980年愛媛県生まれ。京都在住。音響作品をはじめとして、オブジェや映像、インスタレーションからインタラクティヴな作品まで、多 様な表現手法を用いて制作を行なう。身近なものを題材にして、それらが持つ機能を読み替え、再編集することによって、もうひとつの意味を浮かび上がらせる。
http://www.lyt.jp/portfolio.php

萩原健一

1978年山形県生まれ。映像作家/フォトグラファー。山口情報芸術センター(YCAM)InterLabにアーキビスト研究員として滞在後、現在は写真表現を主軸にスチル/ムービーを問わず多様な映像メディアを用いて作品制作を行なっている。IAMAS(アカデミー)助教。

内藤絹子

1970年大阪生まれ。兵庫県在住。京都精華大学大学院美術研究科版画専攻在学中に長岡国人教授のもとで実験的な銅版画を学 ぶ。主に版画インクと和紙を用いて独自のモノタイプドローイングという技法で自身から湧き出てきた言葉を絵画的に表現し、個展、グループ展などで発表している。
http://www.tbox.co.jp/tbox/db/naito-kinuko.html

木本圭子

1958年広島市生まれ。東京都在住。1988年頃からコンピュータを使った数理的な手法による造形を始める。1997年頃から、さらに一 歩進んで、動的表現を探る制作を手がける。主に非線形ダイナミカルシステムを用いた生成の時空間を表現する作品群を制作している。
http://www.kimoto-k.com

梅田哲也

1980年熊本生まれ、大阪在住。空間と関係の深いサウンド・インスタレーションや、自作ツールの演奏で知られる。作品は重力や気圧 差などの物理現象や電気を用いたものが多く、ときどき工作系やジャンク系とも称される。
http://www.siranami.com/

河合孝

1931年大垣市生まれ。大垣市在住。1955年より「輪中」をテーマに記録写真を撮り始める。写真集「輪中」などの写真集を始めとし、数 多くの「輪中」関連の研究書籍、新聞コラムなどに写真を提供し、失われゆく輪中の姿を写真に記録する。

真月洋子

1963年愛知県生まれ。東京都在住。皮膚の触覚が捉えている時間や気配、臭いを写真によって表現し、各地のギャラリーやアート スペースで発表。また、2003年の映像インスタレーションの発表を皮切りに、音楽、パフォーマンス、演劇の映像演出へも活動の幅を広げている。
http://web.mac.com/mazuki/iWeb/

田尻麻里子

1966年大阪府茨木市生まれ。神戸市在住。映像を使ったインスタレーションやライヴ・パフォーマンスを行う。鑑賞者の目のみでな く五感に働きかける作品をめざしている。
http://www.kcc.zaq.ne.jp/dfbdt009/oeufpoche/cvj.html

MusicalFieldsForever

作曲家のアンデルス=ペーター・アンデルソンとインタラクションデザイナーのビルジッタ・カペレン、音楽家でプログラ マーのフレドリック・オロフソンの3人で構成されるアートグループ。触覚的なオーディオアートのインスタレーションを通じ、新しい形態のインタラクティブメディアを探求している。

坂口倫崇

兵庫県神戸市生まれ、滋賀県大津市育ち。サウンド・アーティスト。場の持つ特性を、音や光を用いて空間を表出させるイベントを、 2003年より三井寺にて開催。以降、電子音楽や音響作品を制作し、歴史的建造物にて発表。現在は非線的な時間を持つサウンド・インスタレーションを中心に制作活動する。IAMAS院生。

ロカティブ・メディア・プロジェクト

メディア環境とともに変化する場所と身体の関係性に焦点を当て、表現の可能性を模索しています。
メンバー:前林明次、遠藤孝則、河村陽介、田部井勝、鹿島田知也、上妻勇太、八嶋有司

平林真実

博士(工学)。ネットワーク上のコミュニケーションシステムを研究対象とし、WWW信頼性、クラブにおけるネットの利用などの研究 のほか、作品として「CCCity」などを制作。IAMAS(アカデミー)准教授。

関口敦仁

美術家。形而上学的な主題を構造的知覚として表現する絵画制作や身体の反射情報によるインタラクティブメディアインスタレーショ ンを研究。主な作品に「地球のつくり方」、「景観シリーズ」など。IAMAS(大学院)教授。

入江経一

建築家。アルス・エレクトロニカで「Removable Reality」(1994、オーストラリア)、ベネチアビエンナーレで「Tokyo Continuum」 (1996、イタリア)、建築家としての作品は「Y house」など多数。IAMAS(大学院)教授。

吉田茂樹

ネットワークエンジニア。研究対象はコミュニケーションシステムおよび製造現場でのITの応用。著書に「TCP/IP入門」。IAMAS(アカデ ミー)教授。

佐藤時啓+Ray Projec(三友周太)

佐藤時啓は、長時間露光により風景や物事の間に光を彫り込んでいくような写真作品の制作やカメラの構造を使った公共的な場や空間・装置など、他者との関係性をテーマにしたプロジェクトを各地で展開している。三友周太は、コミュニティを計るワークショップの運営、主に障害者とのワークショップを企画。平和について考えるUNIT A Piece of Peaceとして活動している。

おおがき祝祭ガムラン合奏団

岐阜おおがきビエンナーレのための合奏団で、マルガサリ(大阪)、ダルマブダヤ(大阪)、ティルトクンチョノ(滋賀)、HANA★JOSS(京都)、ふいご日和楽団(兵庫)など、関西の主要なガムラン合奏団とスカルムラティ(岐阜)のメンバーからなる。

高橋裕

1986年山梨県甲府市生まれ。東北大学理学部物理学科を卒業後、現在はIAMASの院生、作曲・メディアアートを学んでいる。かつて は演奏活動も行い、最近は作曲に励んでいる。

松本直祐樹

日本大学芸術学部卒業。東京芸術大学大学院修士課程修了。作品は独奏曲から管弦楽曲まで委嘱多数。日本音楽コンクール作曲部門第二位('06)等の受賞歴がある。IAMAS院生。

三輪眞弘

作曲家「ルイジ・ルッソロ国際音楽コンクール」第1位(1992)、芥川作曲賞(2004)、アルス・エレクトロニカ2007にてゴールデン・ニカ など賞歴多数。コンピュータを使用する作曲家として国内外から注目されている。IAMAS(大学院)教授。

The SINE WAVE ORCHESTA(S.W.O.)

2002年に4人のコアメンバー(古舘健、 城一裕、石田大祐、野口瑞希)によってはじまった参加型のサウンドパフォーマンスプロジェクト。
「音の最も基本的な要素といわれるサイン波を参加者一人一人がそれぞれ一つだけ使うことができる」というルールのもと、参加者を公募し、全員でサイン波を使って演奏するプロジェクト。楽譜もなければ、指揮者も居ない中、それぞれの参加者が自由に奏でるサイン波は、細い糸のように立ち昇り複雑に干渉し合い、そこにはサイン波の海が現出する。
NTTインターコミュニケーションセンター(2004, 2005)、横浜トリエンナーレ(2005)をはじめ、ドイツ、イタリア、アメリカ、ラトビアなど国内外、様々な場所で開催。PRIX ARS ELECTRONICAに てHonorary Mentionを受賞。

安野太郎+H.584

1979年生まれ。作曲家。作品は音楽的世界と現代社会に、新たな方向性を感じさせる風を与えることに重心が置かれている。平成20年度横浜市先駆的芸術活動助成芸術家。H.584はIAMASメンバーによる撮影チーム。

Team SZK

2005年、打楽器奏者・作曲家である鈴木悦久を中心に結成。ゲームの要素を用いた作品を発表し、規則を用いた演奏を行う演奏家集団として評価される。トム・ジョンソン作品演奏会(2007)、児童とのワークショップも経験豊富。

福島諭

1977年生まれ。コンピュータと生楽器の対話的な構造に着目した楽曲を多数作曲し、発表を続けている。また、映像や舞台作品への楽 曲提供も積極的に行っている。AACサウンド・パフォーマンス道場 優秀賞(2006)。

みみづ

2002年12月、IAMASにて同じスタジオに所属していた鈴木悦久、飛谷謙介、福島諭の3名によって結成。コンピュータを用いたリアル タイム音響処理を用いることにより、セッションにおける新たな可能性を探りつつライブ活動を続ける。

松本祐一

1975年生まれ。アンケートを行い、その回答の文章をコンピュータによって解析し、音楽を生成する「アンケート・アート」が代表作とし てある。このシステムによる楽曲が、本年度の武満徹作曲賞を受賞している。

landscapers

“landscapers”はキム・フニダと谷口暁彦によるプロジェクト。「見立て」という言葉がある。これは本来の姿から離れ、別の物とし て見る一種の遊びである。現在の風景の中で再び「見立て」を行い、身の回りの、変哲も無い風景や音をサンプリングし、それらをコンピューターの中で即興的に再構築する。

Fredrik Olofsson

音楽家、プログラマー、ビデオアーティスト。ストックホルム王立音楽アカデミー、ピーティオ音楽大学で作曲を学ぶ。SuperColliderやMax/MSPなどのサウンドプログラミングの分野で、精力的にソフトウェア開発を行っている。現在IAMASアーティスト・イン・レジデンスとして滞在。

佐久間新

インドネシア芸術大学ジョグジャカルタ校およびプジョクスマン舞踊団でジャワ宮廷舞踊を学ぶ。2007年には、イギリスでワークショップ、オーストリアで公演を行う。

伊藤愛子

たんぽぽの家アートセンターHANA所属アーティスト。「第10回わたぼうし語り部コンクール」で審査委員特別賞を受賞。マルガサリとの協働作品「さあトーマス」出演。

IAMAS DITコース12期生

IAMAS(アカデミー)DITコースは、様々なメディア上で横断的にデザインをとらえ、自発的に制作ができる人材の育成を目指しています。12期生:八尾裕子、杉崎実那、瀬口結花、筒井諒太、渡辺唯、担当/小林桂子

ニシジマアツシ

サウンド・アーティスト。80年代半ばより実験音楽の制作・演奏のほか、オブジェやインスタレーションなど、ヴィジュアル作品を制作する。

VIDEO ROMANTICA

久保田テツ+ほんまなおきによって2008年に結成された映像活動ユニット。さまざまな人たちを映像コミュニケーションに巻き込む仕組みをデザインする。

HANA★JOSS+岡戸香里

京都に拠点をおくガムランユニットHANA★JOSS(ローフィット・イブラヒム、佐々木宏実)は影絵芝居ワヤンが最も得意。岡戸香里はジャワ・バリの舞踊、音楽の専門家。

山折哲雄

1931年サンフランシスコ生まれ。国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化センター所長を歴任。同センター名誉教授。宗教学、とくに仏教学や日本思想史の知見を基に、日本人の精神構造や宗教意識などに言及している。主著に『日本仏教思想論序説』『美空ひばりと日本人』 『愛欲の精神史』など多数。

小林昌廣

専門は身体表現研究、医療人類学など。とくに芸術療法、舞踊批評、古典芸能研究など、身体表現の医療化と言語化に関心をもっている。主な著作に『病い論の現在形』など。IAMAS(大学院)教授。

中川真

東南アジアの民族音楽、サウンドスケープ、サウンドアートを研究する。1980年代よりガムラングループを主宰する。著書に『平安京 音の 宇宙』など。サントリー学芸賞、京都音楽賞などを受賞。大阪市大大学院文学研究科教授。

野村幸弘

1985–87年イタリア政府給費生としてシエナ大学に留学し、イタリア美術史を学ぶ。美術評論をはじめ、イベントの企画、映像制作、絵画、写真、デザイン、オブジェ制作など、多岐にわたる活動で数多くの賞を受賞。岐阜大学教育学部准教授。

清水進

大垣市の市史編纂室室長。西濃の歴史について長年研究されており、関連書籍も出版されている。

槌谷祐哉

250年続く老舗和菓子店である株式会社槌谷(つちや)の代表取締役社長。(社)大垣青年会議所副理事長。

古橋哲雄

大垣で30年以上続いているタウン誌「西美濃わが街」の編集長。大垣および西濃について多方面からの造詣が深い。

鈴木明

1953年東京生まれ。デザイン・建築情報サイトtelescoweb.comエディタ。「建築教室」と題した子どもと建築をあそぶワークショップを 開催、同時に日用品、廃物利用のドームやシェルターを展覧会などで発表する。建築批評、インタラクションデザインが専門。

ジェームズ・ギブソン

デザイナー。ソニーデザインセンターヨーロッパ、ロンドンのデザイン会社「リブ ワーク」に勤務したのち、現在は「Collect. apply」にて作品を発表。IAMAS(大学院)准教授。

本間直樹

コミュニケーション論を軸に、哲学対話の方法論と実践、こどもの哲学、身体論、映像コミュニケーションの研究に取り組む。大阪大学 コミュニケーションデザイン・センターおよび大学院文学研究科准教授。マルガサリのメンバー。

太田エマ

イギリス生まれ。インディペンデント・キュレーター。アートとテクノロジー、地域性の在り方について考察することを目的としたプロジェ クト、「ディスロケイト」を2006年より立ち上げ、毎年開催している。現在、武蔵野美術大学映像学科研究員。

前林明次

アーティスト。身体と環境の接点としての音や聴覚に焦点をあて、体験の場としての作品を発表。主な作品に「Audible Distance」 「Sonic Interface」「metronome piece」など。IAMAS(大学院)准教授。