作品・プロジェクト

LIFE art LIFE – 生命・アート・生活

「生活・生命」に独自のしかたでアプローチする15組の作家による展示。彼らの作品・活動は、近親者や隣人、動物、花や樹木といった植物など様々な「生」との交感によって生まれます。作品に使用されるメディア(素材・媒体)は、陶器やテキスタイル、写真・映像、そしてモバイルデバイスまで多岐に渡っています。これらの作品が持つ柔軟な文化的・社会的批評性を聞きとっていただければと思います。

Place as a LIFE —生命としての場所
Projects for a LIFE —生活に向けてのプロジェクト

この企画は、大きく二つの方向性を持っています。「Place as LIFE —生命としての場所」は企画1を底から支える二つの展示です。原発事故後の飯館村の写真展示と、IAMAS校舎の前身である「大垣第一女子高校」の記録・記憶をモチーフとする展示です。「Projects for a LIFE —生活に向けてのプロジェクト」は、IAMASの多彩なプロジェクト群の中から、デザインやものづくりの方向からビエンナーレのテーマに関連する活動を選び出したものです。「生活・生命」という問題圏の深さと広がりを感じていいただければと思います

Place as a LIFE —生命としての場所

  • 飯舘村写真展示

    長谷川健一

    2011年3月の原発事故によって飯館村は高レベルの放射能で汚染されました。この村で長年酪農を営んでこられた長谷川健一氏は、事故がおきた直後から1万枚を越える写真を撮り続けてこられました。それらの写真は「飯館村写真展」として日本各地で展示されていますが、今回の展示では、その中から10数枚の農村の風景を選び、テキストとともに展示します。
    (協力;飯館村写真展実行委員会)

  • 紡ぐ〜大垣第一女子校の記憶

    井上さおり(企画代表)

    平成2年に閉校した大垣の繊維産業で働く勤労女学生のための定時制高校。現在、その校舎はIAMASとして使用されています。この展示では、時を経て私たちと校舎を共有する女子高生たちの青春時代に迫り、彼女らの口から語られる言葉から、今は薄れつつある大垣の「繊維のまち」の記憶を呼び起こします。

Project for a life —生活に向けてのプロジェクト

  • ちび電プロジェクトの取り組み

    小電力(ちび電)プロジェクト

  • 第2回産廃サミット出展作品群

    IAMAS イノベーション工房プロジェクト

    制作:今井久嗣、金原佑樹、土井了慧、大石桂誉

  • Kさんのための自助具

    IAMAS イノベーション工房プロジェクト

    制作:今井久嗣、福祉工房あいち

  • 樽見鉄道×IAMAS

    メディア・地域・鉄道プロジェクト

  • つなぎどころ

    アドバンストデザインプロジェクト

    制作:岩島伊織、岐阜県立岐阜希望が丘特別支援学校
    技術協力:岐阜県情報技術研究所、株式会社電算システム

  • 温感触図

    体験拡張インターフェイスプロジェクト

    制作:小林孝浩