ふとした時に、「あ、鳥がとまっている。」と思って目をやると、それは電線の金具で、鳥がいるように見えただけだった、ということがある。近寄ってその金具を眺めても、鳥はいないけど、そのような、視界の端に捉えた瞬間の風景の中に、あるいは私たちの中に、確かに存在したものたちを見るための映像作品。

Once, I happened to glance at a telephone line. “Look at those birds perched there!” I said to myself. Upon closer inspection, however, these turned out to be metal fixtures. This film explores those objects that exist for us when we see something from the corner of our eye.