赤松正行

メディア作家、博士(美術)、IAMAS教授。インタラクティブな音楽や映像作品を制作、近年はモビリティとリアリティをテーマに研究を行っている。代表作に書籍「Maxの教科書」、アプリ「Banner」、展覧会「ARアートミュージアム」などがあり、「セカイカメラ」や「雰囲気メガネ」といった先進的なIT製品の開発を通じてアートの領域を広げようとしている。

主な活動歴

2015年 ARアートミュージアム、テレピアホール、名古屋、他
2014年 雰囲気メガネ、PARIS MIKI、fun-iki.com、他
2013年 意志決定 Free、App Store
2012年 iOSの教科書、Kindle Store、他

出展作品

エルキ・フータモ

エルキ・フータモはUCLA教授。「メディア考古学」のパイオニアのひとりである。メディア考古学とは、歴史の中で忘れられたメディア装置に着目し、それを手がかりにしてメディアと人間の関わり、知覚の変化、想像力の拡がり、社会関係などを探求するメディア研究の新分野である。それに関する講義や講演、著作の執筆とともに、過去のメディア装置を用いたパフォーマンスなども行ってきた。

主な活動歴

2013年 著書『Illusions in Motion. Media Archaeology of the Moving Panorama and Related Spectacles』 (The MIT Press)
2012年 パフォーマンス『From Dole to the Pole, or Professor Huhtamo's Daring Adventures 』(Los Angeles)
2011年 著書『Media Archaeology. Approaches, Applications, and Implications』 (ed. with Dr. Jussi Parikka, University of California Press)

岡本光博

私の表現は「社会を映し出す鏡」でありたいと考えています。ただ、真正面から映し出すのでは無く、私なりの美学やユーモア、霊体験や異文化生活経験で得た要素を歪みとして、ほんの少しだけ角度のついた「鏡」です。

主な活動歴

2015年 「化け物」青森県立美術館
2015年 「ディズニー美術」KUNST ARZT
2007年 「Thermocline of Art」 ZKM(ドイツ)

出展作品

クワクボリョウタ

アーティスト。デジタルとアナログ、人間と機械、情報の送り手と受け手など、さまざまな境界線上で生じる事象をクローズアップする作品によって、「デバイス・アート」とも呼ばれる独自のスタイルを生み出した。2010年発表のインスタレーション「10番目の感傷(点・線・面)」以降は、観る人自身が内面で体験を紡ぎ出すような作品に着手している。

主な活動歴

2015年 ミラノサローネ「Imagine New Days」
2014年 ワンダフルワールド 東京都現代美術館
2013年 反重力 豊田市美術館
2012年 Mediacity Seoul ソウル市美術館

出展作品

小林昌廣

1959年東京生まれ。京都造形芸術大学教授を経て現職。専門は、医療人類学、表象文化論、舞踊身体論、古典芸能批評など。主な著作に『病い論の現在形』『「医の知」の対話』『臨床する芸術学』など多数。現在の関心は、医学哲学の歴史的展開、落語の身体論、歌舞伎批評の歴史、能楽演出論など。

主な活動歴

2014年 「図書館長が選ぶ今週の一冊」(IAMAS附属図書館+IAMAS図書館プロジェクト、2014年~)
2011年 「落語を笑遥する」(ネットワーク大学コンソーシアム岐阜公開講座、2011年~)
2011年 「伝統芸能ことはじめ」(京都芸術センターにおける歌舞伎劇に関する公開講座、2011年~)

ジェームズ・ギブソン

Hiker, Thinker, Doer, Designer, Researcher, Writer, Photographer, Teacher.(ハイカー、思想家、実行家、デザイナー、研究者、作家、写真家、教員)

主な活動歴

1987年 Abseiled 150ft overhanging cliff in Bodmin Moor
1981年 Conker Champion
1980年 RoSPA, Cycling Proficiency Test
1979年 RoSPA, Water Safety Test

出展作品

仙頭武則

1961年生まれ。1992年、映画製作を開始し、プロデューサーとして16年間で45人の監督と60作品以上を手がけ、12カ国の国際映画祭で100賞以上を受賞。他作品に『女優霊』『リング/らせん』『美しい夏キリシマ』(キネマ旬報ベストワン) 等。『私立探偵濱マイクTVシリーズ』をはじめ他TV番組でも民放連連盟賞2度、ギャラクシー賞、芸術祭優秀賞等多数。『Nothing Parts 71』は初監督作品。現在、名古屋学芸大学教授。

主な活動歴

2000年 『独立少年合唱団』 ベルリン国際映画祭 最優秀新人監督賞
2000年 『Eureka』カンヌ国際映画祭 国際批評家連盟賞 エキュメニク賞
1999年 『M/other』カンヌ国際映画祭 国際批評家連盟賞
1997年 『萌の朱雀』カンヌ国際映画祭 カメラドール(最優秀新人監督賞)

出展作品

田尻麻里子

映像を使ったインスタレーションやライヴ・パフォーマンスを行う。鑑賞者の目のみでなく五感に働きかける作品をめざしている。

主な活動歴

2014年 VIDEO PARTY KYOTO 2014/京都シネマ、京都(グループ展)
2010年 なぞり/ストリートギャラリー 、 神戸(個展)
2008年 岐阜おおがきビエンナーレ2008/大垣市、岐阜(グループ展)

出展作品

田中広幸

絵画から出発し、1996年より作品の一部に本を用いるようになった。当初は本の形態と構造に面白さを感じていたのだが、その後、「言葉」と「文字」の持つ「響き」「記された形態」としてのある種の物質性がもたらす独特な働きに興味を持つようになり、現在は古書を加工したオブジェやインスタレーションの制作に取り組んでいる。

主な活動歴

2014年 個展「creatures in words」 ギャラリー16、京都
2013年 個展「田中広幸 古書籍から繰り展げられるコトバと文字の世界展」 伊丹市立工芸センター、兵庫
2013年 グループ展「夏の思い出 森の夢」 ヤマザキマザック美術館、名古屋
2012年 個展「puzzle」 ギャラリー16、京都

出展作品

塚本美奈

写真を題材として映像作品、写真作品を中心に発表。2010年、ポートギャラリーT(大阪)にて個展「Melting point」。2013年、京都シネマカレッジウィークに「images.jpg」を出品。

主な活動歴

2013年 「images.jpg」 京都シネマカレッジウィーク 京都
2010年 個展「Melting point」 ポートギャラリーT 大阪

出展作品

廣瀬周士

美術作家。日常的なものごとを、地図逆転の視点から再認識するための表現活動を目指す。 「反転」「分解」「再生」という造形プロセスを、ものごとの成り立ちと重ね合わせながら、それまで見えていたものと見てとれなかったものとの本来的な繋がりを確かめている。

主な活動歴

2015年 アート&プロジェクト / 衣食住+ lifework 企画・出展・監修(美濃市 美濃のいえ)
2014年 インスタレーション / Relational Pods [IAMASメディアサイト研究会](JR大垣駅南北自由通路)
2014年 個展 / OVER THE IAMAS “kata” (京都 ギャラリー16)

出展作品

福本浩子

現代美術家。主に本や雑誌、新聞紙などの印刷物を加工して、新たな形を構築したものを提示する、ブックオブジェやインスタレーションを制作。近年では、木の葉(タラヨウ)に文字を書く作品や、本からきのこを生やす作品も制作。それらの「モノ性」と「情報性」に着目し、一貫して、「<情報>と<モノ>との関わり」をテーマとして制作活動をしている。

主な活動歴

2010年 – 2011年 グループ展「これは本ではないーブック・アートの広がり」うらわ美術館[埼玉]、福井市美術館[福井]
2001年 個展 ギャラリー16[京都](1997年、1994年)
2000年 個展「ことばの領分」アートスペース貘[福岡]、カノーヴァン[愛知]、川口現代美術館スタジオ[埼玉]
1995年 グループ展「紙の世界」国立国際美術館[大阪]

出展作品

前田真二郎

1969年生まれ。映画、メディアアート、ドキュメンタリーなどの分野を横断して国内外の映画祭や展覧会で発表を続けている。『BETWEEN YESTERDAY & TOMORROW』が第16回文化庁メディア芸術祭・アート部門にて優秀賞を受賞。情報科学芸術大学院大学[IAMAS]教授。映像レーベル SOL CHORD スーパーバイザー。

主な活動歴

2015年 再生される肌理 Ⅲ / 愛知芸術文化センター スペースX
2014年 イメージフォーラム・フェスティバル / 東京、京都、愛知、福岡 巡回上映
2013年 第16回 文化庁メディア芸術祭 受賞作品展 / 国立新美術館・シネマート六本木
2012年 第4回 恵比寿映像祭「映像のフィジカル」/ 東京都写真美術館

出展作品

松井茂

1975年東京生まれ。詩人として、近年はサウンド・デザイナー、映像作家との協業による制作を行う。研究者としては、映像メディア学に基づいて、マス・メディアを分母とした現代芸術の表現動向に着目し、研究に取り組んでいる。

主な活動歴

2012年 詩集『沈黙の測定』
2010年 詩集『時の声』
2006年 詩集『量子詩 グラフ版』
詩集『量子詩 テキスト版』
2006年 詩集『オルガ・ブロスキーの墓』

出展作品

松島俊介

実写表現をベースに、主にwebをフレームとした映像作品を制作している。代表作にweb上にある自己紹介映像を自ら模倣したポートレート作品「VOICE-PORTRAIT」がある。近作はストックフォトサイト“PIXTA”で自身のポートレートを販売する実験的作品を展開。

主な活動歴

2014年 Daily Reflections(Total Museum of Contemporary Art、韓国)
2012年 第4回恵比寿映像祭(東京都写真美術館、東京)
2010年 アートアワードトーキョー丸の内2010(行幸地下ギャラリー、東京)

出展作品

三輪眞弘

芥川作曲賞、アルス・エレクトロニカ(オーストリア)グランプリなどの現代音楽やメディアアートにおける数々の賞を受賞。同時に自らも「フォルマント兄弟」という音楽ユニットを組み、多岐にわたる活動を展開している。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授。

主な活動歴

2014年 2人の詠人、10人の桁人と音楽を奏でる傍観者達のための「59049年カウンター」世界初演 / サントリーサマー フェスティバル2014 サントリーホール
2013年 シンギングマシーン、アイントーンと9人の奏者のための「hitonokiesari」世界初演 / Hybrid Music フィルハーモニー・エッセン (ドイツ)
2012年 E・イェリネク作、三浦基監督、劇団地点「光のない」世界初演 / フェスティバル/トーキョー 東京芸術劇場
2011年 オーケストラとCDプレーヤーのための「永遠の光・・」世界初演 / 作曲家の個展2011 三輪眞弘 サントリーホール

出展作品

八嶋有司

社会をトレースする一つの方法として作品制作を位置づけ、映像、立体、インスタレーションを中心に発表を行なう。日常に点在する記憶に残らない情報の断片を集積することで、内面化された規範や見えることのなかった社会像を浮き彫りにする。

主な活動歴

2015年 「The Dive - Methods to trace a city」 Galerie 16〈京都〉
2013年 「振る舞いモデル」 オオタファインアーツ〈東京〉
2012年 「群馬青年ビエンナーレ2012」 群馬県立近代美術館〈群馬〉
2009年 「都市的知覚」 トーキョーワンダーサイト 本郷〈東京〉

出展作品

IAMASメディアサイト研究会

IAMAS卒業生、研究生、在学生から構成され、日頃見慣れた地域の光景を現代のメディア・テクノロジーを用いて一時的に変えることにより、場所と人との新たな出会い・交流の場を生み出すことを目指す。具体的には、公共空間においてメディアを用いたイベントの開催や体験型の作品装置の製作及び展示を行い、メディア技術の可能性を探求すると共に地域の賑わいの創出に貢献できるよう活動している。

主な活動歴

2014年 大垣駅南北自由通路・光プロジェクト 2014 第二弾『Relational Pods ―光の水面』
2014年 大垣駅南北自由通路・光プロジェクト 2014 第一弾『トランス・フロア Trans-Floor』

出展作品

MM Lab.

真下武久(1979年生まれ)と前田真二郎(1969年生まれ)によるアート・ユニット。真下武久は Moony、SZ、intxt などのグループに参加し国内外で精力的に発表。2015年は個展『para-motion』が注目を集めた。2010年に映像作家である前田真二郎とMM.Labを結成。インターネット環境が一般化した現代における映像表現を探求。

主な活動歴

2011年 POWER OF THE IMAGE / 京都シネマ
2010年 Fixed-point observation of Google images (2010- )

出展作品

TAB

西田拓馬(TAB代表/1979年 大垣生まれ)・山下健(1982年 東京生まれ)横山将基(1986年 愛知・碧南生まれ)・冨田太基(1990年 埼玉生まれ)による岐阜県大垣市に拠点を置く建築設計事務所。2013年設立。建築設計を基盤にデジタルファブリケーションを用いた家具や雑貨などのプロダクト制作からイベントや期間限定のショップ、街づくりに関することまで幅広く手がける。

主な活動歴

2015年 アートのある暮らし 4 / Masayoshi Suzuki Gallery (愛知・岡崎)
2015年 願成寺古墳群美術展 (岐阜・池田町)
2015年 三河・佐久島アートプラン21 常設作品 見晴台「北のリボン」(愛知・佐久島)
2014年 Beside your shelf / ON READING (愛知・名古屋)

出展作品