出展作品

田中健司(たなかけんじ)

情報科学芸術大学院大学

スタジオ4 [メディア美学]

灯火の彼方と月影の果て

この作品は、一月に一度だけ夜空に浮かび上がる満月を、映像と照明を用いて再現しています。月は最も単純な形のひとつであり、複合的印象を持つ存在です。雲が満月にかかることにより大きな光輪が生まれ、光の印象はさらに大きくなり、そして厚い雲に光は消えていきます。その連続的な変化の再現は、灯火と映像の起源をも感じされる可能性を秘めているかもしれません。