フォルマント兄弟のNEO演歌「夢のワルツ」、「流星礼拝」、「首都圏清掃除染促進運動」をめぐって


2012年後期、シリーズ初回は「サントリーホール・ミュージサーカス参加報告」と題して、IAMAS「新しい時空間における表現研究プロジェクト」の活動成果を報告します。

今年8月26日に行われた、サントリー音楽財団主催「サマーフェスティバル2012<MUSIC TODAY 21>」、サマーフェスティバル25周年記念イベントの一環として生誕100年(没後20年)を記念する作曲家、ジョン・ケージの作品「ミュージサーカス」が”行われ”ました。ミュージサーカスとはミュージックとサーカスから作ったケージの造語で、同じ会場で様々な上演が同時に進行するイベントの枠組みです。今回はピアノはもとより笙やギターの演奏、会場外からのネット中継や、華道、茶道、インスタレーション、コンテンポラリーダンス、など様々な芸術家、演奏家、パフォーマーが集まり、易経で決められた時間にそれぞれのパフォーマンスを繰り広げました。

IAMASからは、「新しい時空間における表現研究プロジェクト」の一環として3つの作品(さらに城一裕先生のプロジェクト「プリペアド・トレイン」は独自に参加)、フォルマント兄弟のNEO演歌「夢のワルツ」、「流星礼拝」、「首都圏清掃除染促進運動」が出品され大きな反響を得ました。今回はそれらの作品のコンセプトはもとより、具体的な内容とその成果を報告します。乞うご期待!



三輪眞弘(作曲家)

1958年東京に生まれる。1974年東京都立国立高校入学以来、友人と共に結成したロックバンドを中心に音楽活動を始め、1978年渡独。国立ベルリン芸術大学、1985年より国立ロベルト・シューマン音楽大学で作曲を学ぶ。1980年代後半からコンピュータを用いた作曲の可能性を探求し、特にアルゴリズミック・コンポジションと呼ばれる手法で数多くの作品を発表。2004年「オーケストラのための、村松ギヤ・エンジンによるボレロ」で芥川作曲賞、2007年コンピュータを用いた新しい音楽概念「逆シミュレーション音楽」がプリ・アルスエレクトロニカでグランプリ(ゴールデン・ニカ)、近著「三輪眞弘音楽藝術 全思考一九九八ー二〇一〇」の評価により2010年芸術選奨文部科学大臣賞など数多くの賞を受賞。旧「方法主義」同人。「フォルマント兄弟」の兄。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)教授。

(1)時間:

平成24年9月27日 18:30 ~ 20:00

(2)場所:

ソフトピアジャパン ドリーム・コア2階(岐阜県大垣市今宿 6 - 52 - 16)

(3)定員:

 各回 10名程度 (申込不要)

(4)参加費:

 無料

(5)問合せ:

 IAMAS 産業文化研究センター[RCIC]

 tel. 0584-75-6606

 fax.0584-75-6637

 http://www.iamas.ac.jp/

  主催: IAMAS 情報科学芸術大学院大学

9/27のイベントレポート

(下記イベントは無事終了しました。)