RCIC
Research Center for Industrial Culture 情報科学芸術大学院大学 産業文化研究センター

岐阜イノベーション工房2019

2019年度

イノベーション創出のために
短期集中で学ぶ、
地域の企業向けプログラム

アート、デザイン、工学、社会科学など、多様な分野の教員と学生が切磋琢磨するIAMAS という環境で醸成された手法の中で、イノベーション創出に有効だと考えられるものを短期集中で学ぶ、地域の企業向けプログラムである。

プロジェクトの目的

アート、デザイン、工学、社会科学など、多様な分野の教員と学生が切磋琢磨するIAMASという環境で醸成された手法の中で、イノベーション創出に有効だと考えられるものを短期集中で学ぶ、地域の企業向けプログラムである。参加者はまず、演習プログラムにおいて、IoT、AI、デジタル設計・製造のハンズオンで体験し、新規事業創出に生かすための「枯れた技術」(成熟した技術)を学ぶ。その上で、実習プログラムにおいて、演習プログラムで学んだ考え方や方法論をそれぞれの組織等に持ち帰り、自分たちで設定した実際の課題に取り組む。最後に、成果報告会で期間中の成果や、実際に取り組んだ上で直面した課題について報告を行う。2年目となる今年度には6社から19名が参加した。

連携のプロセス

連携のきっかけ

岐阜県という地方政府が設置した公立大学院大学である本学と地域との連携の在り方を考える中で、共同研究や受託研究とは異なるスキームを模索し、イノベーションに取り組みたいと考える地域の企業等を対象とした事業として提案。

具体的な進め方

2019年
4月:シンポジウム開催準備
5月:シンポジウム開催
6月:参加者募集、選考
7~10月:演習プログラム実施
11~翌2月:実習プログラム実施

2020年
3月:成果報告会開催

IAMASの関わり方

事務局を受託した有限会社トリガーデバイスと連携しながら、シンポジウム、全10回からなる演習プログラム、約4ヶ月間の実習プログラム、成果報告会を実施した。

連携の成果

6社19名の参加者全員が約8ヶ月間のプログラムに真剣に取り組み、イノベーションに関連の深い手法や知見を学んだ。

参加教員のコメント

小林 茂

2年目となる今年度は前回からの学びを活かし、より充実したプログラムになるよう改良を加えて実施した。この取り組みの成果が世の中に出ていくまでには数年かかると思われるが、真剣に参加する参加者の様子を目の当たりにし、重要性をあらためて実感した。

  • 連携場所

    ドリーム・コア

  • 担当教員

    • 小林 茂
  • 協力者/参加学生

    運営
    有限会社トリガーデバイス

  • 連携期間

    2019.04 - 2020.03