RCIC
Research Center for Industrial Culture 情報科学芸術大学院大学 産業文化研究センター

揖斐川町地獄絵スタンプラリー

2015年度

寺社と連携して地獄絵をモチーフとしたスタンプラリーを実施

地獄絵スタンプラリーは、浄土院一心寺に収蔵されていた地獄絵をモチーフに、地域で失われつつあった「地獄絵の拝観」という風習をヒントに、スタンプラリーを通じて地獄についてより詳しく知るための参加型イベントへと発展させました。

プロジェクトの目的

2015年5月31日に揖斐川町でタウンフェスティバル「揖斐川ワンダービクニック」が開催された。本ブロジェクトはこのタウンフェスティバル内において、地域に保存された文化資源としての「地獄絵」と、デジタルファブリケーションツールを用いた地域振興へと繋がる取り組み「揖斐川町地獄絵スタンブラリー vol.1」を実施した。

連携のプロセス

連携のきっかけ

2014年10月、当時揖斐川ワンダービクニックの実施を準備していた揖斐川町住民の方が産業文化研究センターを訪れた。催しを行うにあたって何か地域の特色を活かした取り組みができないかということで相談があった。

具体的な進め方

2014年
12月17日:揖斐川町内及び会場付近の視察

2015年
3月下旬:企画内容の検討
4月中旬:デザインブロトタイブ制作開始
5月4日:一心寺で地獄絵の視察とヒアリング
5月中旬:デザイン制作
5月31日:イベント実施

IAMASの関わり方

イベントの企画から提案、ブロトタイブ制作と実施までを行った。

連携の成果

「揖斐川ワンダービクニック」には約1万人が訪れた。また、「揖斐川町地獄絵スタンブラリー vol.1」はメディアで取り上げられた効果もあり、家族連れを中心に500人を越える参加者があった。

参加教員のコメント

金山 智子

産業文化研究センターは、いわゆる産学官連携のハブとして学内の研究活動と学外のつなぎ込みを行ってきたが、今回初めて連携の主体となって、地域社会と関わる形で研究活動を発表できた。今後もこういった取り組みを継続していきたい。

  • プロジェクト名

    揖斐川町地獄絵スタンブラリー

  • 連携場所

    揖斐川町

  • 担当教員

    • 金山 智子
    • 高尾 俊介
    • 高見 知里
  • 協力者/参加学生

    富塚裕美
    後藤良太

  • 連携先

    揖斐川ワンダービクニック実行委員会
    浄土宗一心寺
    三輪神社
    北野神社

  • 連携期間

    2014.10-2015.05