今回は合計102組のMakerによる出展となった。 本イベントではMakerによる作品出展に加えて、物理会場でのプレゼンテーション・ワークショップも合わせて実施された。プレゼンテーションについては21組の発表があった。物理会場での発表の様子はYouTube Liveでも同時配信された。ワークショップについては7組の実施があった。感染症対策を踏まえ、ある一定の人数制限を行う等配慮のもと実施された。新たな試みである〈メタバース〉会場について、2D会場はGather、AR・VR会場はSTYLYを公式プラットフォームとして開催した。2D会場は102組、AR会場は12組、VR会場は15組の出展となった。
また関連イベントとして、岐阜クリエーション工房による成果展示・報告会と、NxPC Lab.によるライブパフォーマンスが合わせて実施された。
Ogaki Mini Maker Faire 2022
物理会場と〈メタバース〉会場によるハイブリッド開催の中で「つくることから、はじめよう。もの/あそび/ぶんか」
Maker Faireは、電子工作、クラフト、ロボティクス、モビリティ、科学、アート/デザイン、電子楽器等、さまざまな分野のつくり手「メイカー」たちが全国から集まり、つくったものを見せ、語り、その楽しさを共有するメイカームーブメントの祭典。
大垣での開催は今回が7回目となった。前回の2020年は新型コロナウイルス感染症の世界的大流行により小規模かつハイブリッド形式での開催となったが、今回は2018年の規模感に戻した物理会場をメインとしての開催となり、個人・グループ・コミュニティ・教育機関・企業等の多様なMaker による展示・プレゼンテーション・ワークショップを実施し、結果として2500名を超える来場者数となった。
今回は物理会場に加えて新たな試みとして〈メタバース〉会場も設け、物理会場へ足を運ぶことのできない方々に向けての新たな鑑賞体験の機会をひらいた。
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連携先
Ogaki Mini Maker Faire 2022 実行委員会
株式会社オライリージャパン -
連携期間
2022.04 - 2023.03
目的と成果
本イベントの目的は、さまざまなMakerとの作品を通じた交流・対話から、来場者とのものづくりに対する楽しさや親しみを共有する機会を実現させることにあった。前々回の2018年と同規模の出展者数に引き戻したことによって、前々回に引けを取らない多彩なMakerの出展を通じたコミュニケーションの創発がみられた。
また本イベントは〈メタバース〉会場の開催によって、物理会場に来場することができない人々へのアクセシビリティの拡張を行うことで、より広くMakerの出展作品を知ってもらい、多様なメディアを通じて交流を行う「場」をつくることができた。
本イベントはコロナ禍の経験を踏まえた上での、物理会場と〈メタバース〉会場のハイブリッドによる新たなMaker Faireの開催方式の提案を行うことができた機会であったといえる。
IAMASの役割
岐阜県内の企業、教育機関、自治体で構成される実行委員会の事務局として、本学の事務局と産業文化研究センターが中心となり、物理会場ならびに〈メタバース〉会場でのイベントの企画・調整・デザイン・広報から当日の運営に至るまで全ての段階に総合的に関わった。
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開催場所
<ハイブリッド>
物理会場 :
・ソフトピアジャパンセンタービルソピアホール、他
〈メタバース〉会場:
・2D会場:Gather
・AR・VR会場:STYLY、他 -
担当教職員
- 小林 茂
- 佐々木 樹
- 伊藤 晶子
- 伊澤 宥依
- 佐々木 紘子
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運営
総合ディレクター:
小林 茂(IAMAS 教授)
ディレクター:
佐々木 樹(RCIC)
会場構成・プロジェクトマネージャー:
八嶋 有司(アーティスト・名古屋文理大学情報メディア学科 助教)
Web広報:
伊藤 晶子(RCIC)
デザイン:
大山 千尋
運営:
山田 陽子(IAMAS 事務局)
中畑 竜憲(IAMAS 事務局)
清水 伊代(IAMAS 事務局)
鷲見 篤(IAMAS 事務局)
伊澤 宥依(RCIC)
佐々木 紘子(RCIC)
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スケジュール
2022.04 第1回実行委員会開催
2022.08 出展希望者向け事前説明会開催
2022.09 出展者募集開始
2022.11 出展者向け全体説明会開催
2022.11 実行委員会事業概要報告実施
2022.12 Ogaki Mini Maker Faire 2022 開催
2023.03 第2回実行委員会開催(予定)