RCIC
Research Center for Industrial Culture 情報科学芸術大学院大学 産業文化研究センター

Field Hack 第3回 京都府与謝野町編

2017年度

地方における
クリエイティブな人達の
在り方の探求

Field Hackは、全国のエンジニア、デザイナー、プロジェクトマネージャーなどがチームとなり、地域で設けられるテーマにテクノロジーで挑むプロジェクトである。

プロジェクトの目的

Field Hackは、全国のエンジニア、デザイナー、プロジェクトマネージャーなどがチームとなり、地域で設けられるテーマにテクノロジーで挑むプロジェクトである。地域で活動する協力者やコーデイネーターと共にフィールドワークを行い、そこで見つけた課題や可能性をもとにアイデアを練り、お互いのスキルを掛け合わせてつくりだしたプロトタイプを現地で実際に試してみることを目指す。これにより、クリエイティブな人々の地方における在り方を短期間の活動を通じて探求することをH的として2016年より開催している。絹織物の一大産地として知られ、自然循環農業を推進する京都府与謝郡与謝野町で開催した第3回には、織物、ヘルスツーリズム、発酵の3つのテーマに対して全国から21名が4つのチームとして参加した。

連携のプロセス

連携のきっかけ

2017年1月に開催した打合せにおいて、2016年5月に宮城県牡鹿郡女川町で開催した第1回、同年11月に岩手県遠野市で開催した第2回での経験をもとに継続的な開催の可能性を検討し、新体制での開催に向けて推進することになった。

具体的な進め方

1月:第3回開催の可能性に関する打合せ
2月:与謝野町での視察、打合せ
3月:開催概要の決定、告知開始
4月:説明会開催、参加者募集
5月:参加者決定、開催準備
6月:イベント前半の開催
7月:イベント後半の開催

IAMASの関わり方

Googleの「イノベーション東北」およびEngadget日本版と共に第1回を立ち上げ、第3回においても主催者の一員としてイベント全体の設計、参加規約の作成、ファシリテーションなどを担当している。

連携の成果

全てのチームがプロトタイプを発表し、一部のチームにおいてはイベント終了後も公開に向けてプロジェクトを継続している。また、このイベントをきっかけにした地域間および参加者間での交流が生まれている。

参加教員のコメント

小林 茂

第1回、第2回の経験を踏まえて実施した第3回においては開催内容を充実させることができた一方で、イベント終了後の継続には課題が残った。まだ萌芽的な段階にある取り組みであるため、長期的視野に立って継続的な開催の可能性を探りたい。

  • 連携場所

    京都府与謝郡与謝野町

  • 担当教員

    • 小林 茂
  • 連携先

    主催
    一般社団法人プレイス
    UCHICO
    株式会社モノサス

    協力
    京都府与謝野町
    グーグル合同会社
    マテリアル京都
    京都府