RCIC
Research Center for Industrial Culture 情報科学芸術大学院大学 産業文化研究センター

GIFU クラフトフェア

2018年度

「ものをつくる体験をする場」をつくる

GIFUクラフトフェアにおいてワークショップや展示を行った。

プロジェクトの目的

毎秋開催されるGIFUクラフトフェアは人気作家が集まる大イベントである。「つくる」をテーマにした今年のフェアでは、本学と卒業生の廣瀬周士さんが主宰する工房sketch on、卒業生の篠田幸雄さんの教材自作部とコラボレーションし、ワークショップ「グロッケン伯爵とグロッケンJrをつくろう」を実施した。カットした鉄を取り付けて作る全長8mの鉄琴や叩くと光るバチ作りの二つのワークショップは、これまでのクラフトフェアにはない新しいものづくりの機会を提供し、またFab Cafe Hidaやツバキラボと連携することで、ものづくりの空間を拡張させた。伝統工芸やクラフトアーティストらによるトークセッションの企画運営、岐阜駅からの通路にIAMASメディアサイト研究会のRelational Podsも設置した。

連携のプロセス

連携のきっかけ

アクティブGの運営会社である森ビル(株)より、GIFUクラフトフェアで「ものづくり」を経験できるような企画として、本学との連携を希望された。

具体的な進め方

4月:連携の関する打合せ
5月:具体的な内容に関する打合わせ
6月:「つくる」イベント案に関する打合せ
7月:企画案の決定
8月:ワークショップ用制作作業
9月:ワークショップ準備/イベント実施
11月:意見交換会
12月:Ogaki Mini Maker Faire 2018の森ビルブースにて一部展示

IAMASの関わり方

アクティブGからの連携相談を受け、Fab Cafe Hidaやツバキラボといった県内のファブ施設やsketch onなど工房との連携により、これまでにないワークショップやアーティストトークを企画実施した。

連携の成果

新しいものづくりワークショップは、子どもや親子連れなど新たな参加者層の拡大に繋がり、クラフトフェアにとっても新しい方向性を示すことができた。Ogaki Mini Maker Faire 2018の森ビルのブースで成果の一部は展示された。

参加教員のコメント

金山 智子

3日間で10万人以上の人たちが参加する大きなクラフトフェアで、クラフトとは違ったワークショップが多くの人たちにポジティブに受け入れられたことは本学にとっても学ぶことが多かった。他のものづくり関係者とコラボレーションできたことも良かった。

  • プロジェクト名

    GIFU クラフトフェア

  • 連携場所

    アクティブG

  • 担当教員

    • 金山 智子
    • 山田 聡
    • 伊澤 宥依
  • 協力者/参加学生

    制作・ワークショップ
    廣瀬周士(sketch on)

    制作・設営
    篠田幸雄(教材自作部)
    市野昌宏(IAMAS メディアサイト研究会)

    レーザーカッターオペレーション・ワークショップ
    高見千里(京都産業大学 RE:DIRECTION)
    佐藤栞

  • 連携先

    アクティブG
    sketch on
    ツバキラボ
    (株)飛騨の森でクマは踊る

  • 連携期間

    2018.04 - 2018.12