RCIC
Research Center for Industrial Culture 情報科学芸術大学院大学 産業文化研究センター

POOL JAM EXPO(アストロプール)

2017年度

水の中で能動的に体験する、見たことのない美しい風景の創出

プール・水の場を盛り上げることを目的としたPOOL JAM EXPO2017で、水中での新しい体験を目的とするデバイスの開発を行いました。

プロジェクトの目的

2017年8月にプールを盛り上げることを目的としたPOOL JAM EXPO2017が開催された。水中において新しい体験を目的とするデバイス(アストロプール)の開発を行った。無線コントロールによって色や光り方が変わり、水の揺れによっても光り方が変化する120の球体とシステムを開発した。参加者たちの多くが、初めて体験する美しい風景に感嘆の声をあげ、非常に高い評価を得ることができた。また、アストロプールの実用化についても問合わせや具体的な相談もあり、社会的な需要の創出にもつながった。

連携のプロセス

連携のきっかけ

POOL JAM EXPO実行委員会メンバーである株式会社ミホロの今村氏より、2017年度初めて開催するPOOL JAM EXPOにて水中で光を使ったデバイスのようなものを使って新しい表現をすることはできないかと相談を受けたのがきっかけである。

具体的な進め方

2017年
・4月:連携に関する打合せ
・6月:プロトタイプ制作、プールでの1回目の実験
・7月:プロトタイプ再制作、プールでの2回目の実験
・8月:(初旬)基板設計・基板製造の発注、(中旬)デバイスの大量生産、(下旬)イベ ントの実施

IAMASの関わり方

無線やセンサーを使い、水中での揺れや無線コントロールによって光るデバイスの開発を担当した。基板やプログラムの設計から、デバイスを入れる容器の制作(既存の資材を組合わせる)、プールでの設営および実践までを担当した。

連携の成果

多くの参加者を、初めて目にする美しい風景で魅了し、新しいプールの体験を生み出すことができた。プールや水を使った新しい空間やアート的な体験は、アストロプールの実用化を求める声にもつながっている。

参加教員のコメント

金山 智子

「水中」はIAMASにとって未経験のテーマであり、新しく、刺激的な研究であった。同時にリスク要素が多く、最後まで不安な状況にあった。最終的に質の高いデバイスを水中でほぼ完璧な形で実践でき、新しい風景を創ることができたのは大きな経験となった。

  • プロジェクト名

    POOL JAM EXPO(アストロプール)

  • 連携場所

    IAMAS
    TOKYO POOL LABO

  • 担当教員

    • 金山 智子
    • 平林 真実
    • 古澤 龍
  • 協力者/参加学生

    室内温水プール「ゆーみんぐ」
    山口歩那(KAKKO E)
    中村親也 (KAKKO E)
    具志堅裕介(研究員)
    大石桂誉
    山田聡

    [制作] 荏原洋夢 棚原みずき
    [開発] 中路景暁
    飯島祥
    小寺諒
    Si Young Choi
    杉山一真
    高見安紗美
    日比野光紘
    平瀬未来

  • 連携先

    株式会社 Rockin’Pool
    株式会社ミホロ

  • 連携期間

    2017.04 - 2017.08