RCIC
Research Center for Industrial Culture 情報科学芸術大学院大学 産業文化研究センター

根尾コ・クリエイション

2015年度

岐阜県本巣市を拠点としたクリエイティブ・クラスの醸成と持続可能な共創社会を目指して

「根尾コ・クリエイション」プロジェクトは、岐阜県本巣市根尾地区(旧根尾村)で、何百年にも亘って様々な生活文化を創造・伝承してきた地域住民と外部のクリエイティブなメンバーが交流しながら、持続可能な共創社会について探求することを目的としています。

プロジェクトの目的

岐阜県本巣市の根尾地区(旧根尾村)において、何百年にも亘って住み続ける中でつくられ伝えられてきた独自の生活文化を、地元住民と地域内外の様々なクリエーターの共創ブロセスを通して、新しい技術や視点、価値観をもって捉え直し、これからの持続可能な地域社会や新しい経済システムを考えていきます。

連携のプロセス

連携のきっかけ

根尾にあるウェブ系ベンチャーのグレイセルや大垣の建築設計事務所TABと、長嶺小学校(廃校)の活用提案をきっかけとして本格的なブロジェクトとして開始した。

具体的な進め方

拠点づくりから、活動実施まで

活動拠点(ねおこ座)整備
4月〜11月:古い建物のリノベーション作業
7月:ねおこ座オーブン

集落フィールドワーク
8月〜11月:越波、黒津、大河原、能郷、市場ワークショッブ
8月:「もう、8月31日に泣くのはごめんだ!!!」開催
11月:ねおこ座体験教室
12月:ねおこ座交流会

製作活動
1月〜:ねおこ新聞開始(とちのき)、根尾ファブリック製作、おちょぼキット試作
2月〜:図書棚貸出し、畑作

IAMASの関わり方

参加者それぞれの関心や企画実現を支援しつつ、全体のブロジェクト企画と運営に携わった。

連携の成果

予想以上に、内外のクリエーターや地域の人たちが拠点(ねおこ座)で交流し、また、集落のフィールドワークをもとに、ユニークな根尾の人たちや生活文化と関わることができた。それをもとに新しいモノやコトを創造していくことができ、活動の基盤を築くことができた。さらに、ブロジェクト外の人たちが根尾に関心をもち、ねおこ座を活動ベースに使用する事例も生まれている。

参加教員のコメント

金山 智子

限界集落化する地域の生活文化が、新しい価値や社会システムを創造する基盤や資源となる可能性を実感することができた。期待以上に異なる人たちとの共創をすすめることができた。

  • プロジェクト名

    根尾コ・クリエイション

  • 連携場所

    本巣市根尾地区

  • 担当教員

    • 金山 智子
    • 小林 孝浩
    • ジェームズ ギブソン
  • 協力者/参加学生

    中原淳(グレイセル)
    中原千草(グレイセル)
    西田拓馬(TAB)
    山口歩那(地域おこし協力隊)
    後藤良太
    南原食堂
    所一憲
    松葉三郎
    黒川光子
    中村親也

  • 連携先

    グレイセル(株)
    (株)TAB
    地域おこし協力隊
    本巣市役所
    根尾住民のみなさん

  • 連携期間

    2015