RCIC
Research Center for Industrial Culture 情報科学芸術大学院大学 産業文化研究センター

旧IAMAS校舎の風景

イアマスが移転して3年。旧IAMAS校舎の今の風景です。

IAMASがソフトピア地区に移転して3年経ちますが、今でも領家町の旧校舎はIAMASの風景として記憶されています。一方、旧校舎を知らない今の学生たちにとっては旧校舎はただの廃校に過ぎないかもしれません。しかし、歴史学者の小関隆が「記憶はその担い手である現在に生きる人間、そしてその人間が所属する様々な集団のアイデンティティと本質的に絡み合っている」と述べているように、IAMASのメンバーとして旧校舎という空間に立った時、廃校以上の何かを感じるのではないでしょうか。

2016年後期の情報社会論A(金山担当分)では、旧校舎を知らない学生たちが教員や職員から旧校舎の思い出についてインタビューを行ったのちに、旧校舎を訪れました。そして、そこで想起されたものを一つの記憶としてそれぞれ表現しました。旧校舎を知らなかった学生たちは、アルヴァックスが『集合的記憶』の中で述べているように、旧校舎の空間で出会った事物を通してIAMASの人たちに共通する何か存在様式を想起したようでした。

ここでは2017年1月に旧校舎を訪れた時の写真を公開します。(撮影:山口伊生人、金山智子)